豊臣秀吉の生誕地で“金のひょうたん”盗まれる 名古屋・常泉寺「そっと返してほしい」

2024年11月12日 15:25

名古屋市の豊臣秀吉ゆかりの寺で、寺のシンボル「金色のひょうたん」の置物が盗まれました。

 被害にあったのは、豊臣秀吉の生誕地とされる名古屋市中村区の常泉寺です。

 寺によりますと、11日昼ごろ、副住職が境内を掃除していた際に、石碑に設置されていた金色のひょうたんの置物がなくなっていることに気がつきました。

 置物を固定していた部分が壊されていたということです。

 置物は40年前、火事で全焼した寺を建て直したときに関係者から寄贈されたもので、「ひょうたん」は豊臣秀吉が戦場で掲げた馬印をイメージしています。

 置物の材質や時価はわからないということです。

 「(気づいたときは)10秒くらい放心というか、何が起きたのだろうという気持ち。お金にはならないものだと思うが、お寺としてはとても大切な思いがこもったもの。そっと返してもらえれば」(常泉寺 矢島昭輝 副住職)

 警察は被害届を受理し、窃盗事件として捜査しています。

 

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