アパートで男性を殺害、現金や車を奪った罪に問われた男に無期懲役判決　三重・鈴鹿市

三重県鈴鹿市で、男性を殺害し現金や車を奪った罪などに問われている男に無期懲役の判決です。

　強盗殺人などの罪に問われているのは、住所不定・無職の美崎芳一被告（28）です。

　起訴状などによりますと美崎被告は今年1月、鈴鹿市末広北のアパートで近藤康夫さん（当時77歳）の首を絞めて殺害し、現金約2万5000円や車を奪った罪などに問われています。

　これまでの公判で検察側は無期懲役を求刑し、弁護側は「首を絞めたのは気絶させるためだった」と寛大な処分を求めていました。

　判決で津地裁は「働いて稼げば養育費を支払うことができたのに、働かずあえて犯罪を選んだことに同情の余地はない」として、美崎被告に求刑通り無期懲役を言い渡しました。