ケニアで増税法案に反対するデモ隊が国会に突入し治安部隊が発砲 少なくとも5人死亡

2024年06月26日 12:32
 アフリカのケニアで、増税に反対し国会を襲撃したデモ隊に向け治安部隊が発砲し、これまでに少なくとも5人が死亡しました。  ケニアの首都ナイロビで25日、新たな増税法案の採決が行われていた国会をこれに反対する数千人規模のデモ隊が襲撃し、施設の一部からは火の手が上がりました。  地元警察は、催涙ガスなどでは鎮圧できなかったことから実弾を発砲し、地元医師会によりますと、これまでに5人が死亡、31人が負傷したということです。  ルト大統領は2年前、貧困撲滅を掲げて選挙に勝利したものの、慢性的な財政難から増税を進めようとしていて、国民の怒りが高まっていたということです。  騒乱はケニア各地に飛び火していて、一部では治安部隊と衝突が起きているという情報もあります。  地元メディアは警察を支援するためケニア軍が動員されたと報じています。

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