マグロの初競り 大間産276kg …最高値2億700万円 ウニは史上最高額

2025年01月06日 20:31
 東京の豊洲市場で新年恒例の初競りが行われ、重さ276キロのクロマグロが2億700万円で競り落とされました。 ■マグロ初競り 最高値2億700万円  横綱・照ノ富士関がたくましい腕で持ち上げるのは…。今年の「一番マグロ」は青森・大間産。重さは276キロ。まさに“横綱級”の巨大なクロマグロです。 横綱 照ノ富士 「普段から重いものを上げてトレーニングをやっているつもりだけど、やっぱり大きい。ものすごく重い」  都内のすし店でさばかれると、きれいなピンク色のトロが輝いています。ゲストとして招かれた横綱が「一番マグロ」の寿司に舌鼓。 横綱 照ノ富士 「おいしい」  5日朝、豊洲市場で行われた新春恒例の初競り。最も高い値を付けた「一番マグロ」が大間産のクロマグロです。落札価格はなんと、2億700万円。3億円を超えた2019年に次ぐ、史上2番目の高値です。 5年連続“一番マグロ”競り落とし やま幸 山口幸隆社長 「今回、2億円だったが、そのお金を預かって買うので。プレッシャーは今やっととれた。本当にほっとした」  一番マグロは2貫1160円で提供するといいますが、気になる原価は。 5年連続“一番マグロ”競り落とし オノデラHD 長尾真司社長 「1貫3万円くらい」 「(Q.大丈夫?)大丈夫…ではない。縁起物なので」  見事に「一番マグロ」を釣り上げたのは大間の漁師・竹内正弘さん(73)。2年ぶり、実に8度目の快挙です。 “一番マグロ”を釣った漁師 竹内正弘さん 「本当に夢みたい。あがった時は、これは『勝負になる良い魚だな』と」  初競りで高値が付いたのは、生ウニも。 鮨尚充 安田尚充さん 「今回、700万円で“一番ウニ”を競り落とした」  北海道函館産のおよそ400グラムが漆器の箱とセットで、史上最高値の700万円。6日から東京・中目黒の「鮨尚充」で1貫、驚きの40万円で提供するといいますが…。 鮨尚充 安田尚充さん 「自分の持ち出し。赤字ですけど」  豊洲市場近くのスーパー「イオン」では、新春に荷揚げされたマグロの解体ショーを開催。通常の2倍の重さのクロマグロを豪快にさばきます。子どもたちはクギヅケ。切りたての新鮮なクロマグロが最大4割安。 マグロを買った親子 「(Q.マグロは好き?)子どもが好きで」 「甘いところが好き」  今年は日本近海などでクロマグロの漁獲枠が1.5倍に増えます。流通量の増加で価格の安定が期待されています。

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