商売繁盛・安全祈願…新年をことほぐ “最大9連休”年末年始の最終日

2025年01月05日 18:03
 5日は最大9連休となる年末年始の最終日。海外で過ごした人たちの帰国ラッシュとなりました。一方、東京が今シーズン初の冬日となるなど、各地で冷え込みが強まりました。 ■思い出を胸に…帰国・Uターンラッシュ  年末年始休み最終日となった5日、各地でUターンラッシュが発生しています。  各新幹線の上りも早朝を除いて指定席の乗車率はほぼ100%。 大阪から来た人 「シュンくんは大阪で誰に会いましたか?」 「ばあばとシカに会った」 「社会の勉強で(奈良の)東大寺に行って大仏見たりして楽しんでいた。シカに鹿せんべいあげようと思ったら、外国人ばっかりで鹿せんべい売り切れで。そう…ね!でもシカ楽しかった」  別れを惜しむ姿も見られたのは空の窓口です。最大9連休が追い風となったのか、52万人の人たちが年末年始を海外で過ごし、その帰国がピークを迎えました。 タイから帰国した人 「タイ行って来ました。トラと写真撮ったのが怖すぎて、ほんまにおしっこちびるかと思った」  “長期休暇ロス”を克服するには…。 タイから帰国した人 「(仕事に)行きたくないけれど、きょうたくさん寝て、あしたから行きたいと思う」 ■商売繁盛・安全祈願…新年をことほぐ  新春恒例の威勢の良い掛け声が響きます。札幌市の中央卸売市場では今年1年の商売繁盛を願う「初せり式」が行われ、岐阜県高山市では、およそ180年前に始まったとされる消防出初式で江戸時代から続く伝統の訓練が披露されました。  箱根の芦ノ湖で行われたのは、湖の安全を祈願する神事「湖水開き」。白装束をまとった國學院大學の学生が、水上スキーに乗っておはらいを行います。日本の水上スキー発祥の地とされる芦ノ湖ならではの神事として広く知られています。 國學院大學 法学部1年 瀬戸由輔さん 「(Q.何を考えて清めばらいをした?)皆が楽しく平和にいられたらと、一生懸命振らせていただきました」  新春をことほぐ泣き声も聞こえてきます。愛媛県鬼北町で1990年から毎年開催されているのは、子どもたちの健やかな成長を願う、その名も「子泣かし天狗祭」。なかには、ぐっすり寝てしまう大物もいます。 参加者 「途中から眠気の方が勝っちゃって、心地よい太鼓の音色で終始寝ちゃってました」  放射冷却の影響により、5日朝は各地で冷え込みが強まりました。  最低気温マイナス6.7℃のなかで行われたのは岩手県の志和八幡宮「裸参り」です。江戸時代、酒造りの成功を裸で祈願したことが由来とされています。 参加者 「(Q.寒くないですか?)寒いです。寒いのは寒いです」 日本酒造りを研究する海外の男性 「やっぱり手と足が凍っているようで寒いですけど、楽しかったです」  それぞれの幸せを願う新年が幕を開けました。

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