「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産推薦を閣議了解 2026年の登録目指す

2025年01月28日 15:50
 政府は来年のユネスコ世界文化遺産の登録に向けて「飛鳥・藤原の宮都」の推薦を閣議了解しました。  「飛鳥・藤原の宮都」は奈良県の橿原市、桜井市、明日香村にある宮殿の跡や古墳など、19の遺跡から構成されています。  東アジアの古代国家形成期に中央集権体制による国づくりが日本で初めて誕生・成立した過程を示す遺構です。  政府は今月28日、来年の世界遺産登録に向けた正式版推薦書の提出を閣議了解し、1月中にユネスコに提出する予定です。  提出される推薦書に不備がなければ、今年の夏から秋ごろにかけてユネスコの諮問機関による現地調査が行われます。  一方、正式版推薦書の作成にあたっては、構成資産であった大和三山の香具山、畝傍山、耳成山を扱わないこととして、構成資産の数を22から19に変更しています。  文化庁はこれまで日本から推薦した遺産において、関連の弱い資産が含まれていたために登録が見送られた経験などを鑑みて、登録の可能性を最大限、高めたとしています。

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