また脱輪…事故に“共通点” タイヤ外れて“200m先”に

2025年04月22日 22:51
 また走行中に車のタイヤが外れる事故が起きました。実は、この時期に起きやすい脱輪事故。そこには共通点が。  ドライバーからは、こんな通報があったといいます。 運転していた男性(50代)の通報 「タイヤが外れて、どこかへいってしまった」  どこかにいってしまったタイヤ。なぜ外れるのでしょうか…。  全国で相次ぐタイヤ脱落事故。外れたタイヤは人の命を奪いかねません。国土交通省の実験映像でも、その衝撃は明らか。  なぜタイヤが外れる事故が多発するのか。タイヤが外れる現象には、ある共通点がありました。  北海道小樽市の国道で走行中にタイヤが外れてしまった車。運転していた50代の男性は…。 運転していた男性(50代)の通報 「左後ろのタイヤが外れて、どこかへいってしまった」  外れたのは左側の後輪です。  外れるのは左側が際立って多い印象です。そのメカニズムは一体。  左側通行の日本は排水のため道路が左に傾斜していて…。 交通事故鑑定人 中島博史氏 「当然、左側の方が常に荷重が掛かっている。影響が皆無ではないと思う。ただ、一番大きな原因は左折時の、ねじれる力だと思う。左後輪が一番小さな半径を描いて回ることになる。一番強くねじられる力を受ける。これがネジを緩ませる原因に…」  今回、外れたタイヤが見つかったのは約200メートル先。巻き込まれた人や車はいませんでした。  運転していた男性は事故の3日前、17日に自分で冬タイヤから夏タイヤに交換したばかりだったということです。

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