気象庁が定める震度階級は以下のようになっています。
南海トラフは遠州灘、熊野灘、紀伊半島の南側の海域から日向灘沖までの海底の溝状の地形のことを言います。この南海トラフでは過去に何度も大地震、津波が発生してきました。
南海トラフでは、およそ100年から150年の間隔で繰り返し地震が起きています。前回の南海トラフでの地震は1944年に昭和東南海地震、1946年に昭和南海地震が起きていて、次の南海トラフ地震が起きる可能性が高まってきています。
南海トラフで大地震が起きる可能性が高まったと判断された際に国は、南海トラフ地震に関する「臨時情報」を発表します。臨時情報は南海トラフ地震の震源域で大地震の可能性が「相対的に高まった」ということを意味します。「近いうちに大地震が起きる」可能性もありますが「大地震が起きない」可能性もあります。
この「臨時情報」について正しく理解することが重要です。
南海トラフで異常な現象が確認されると政府はおよそ30分後に「臨時情報(調査中)」を発表します。この「臨時情報(調査中)は南海トラフで異常な現象が確認され、調査が始まったことを知らせるものです。異常が確認されたことを受けて、専門家の検討会が開かれ、発表からおよそ2時間後をめどに次の「臨時情報」が発表されます。
次に出される「臨時情報」の種類は3つあります。
プレート境界でマグニチュード8以上の地震が起きた場合
プレート境界でマグニチュード7以上、8未満の地震が起きた場合やプレート境界面で通常とは異なる「ゆっくりすべり」が発生した可能性がある場合
今後大きな地震が発生する可能性がないと判断された場合
南海トラフ地震「臨時情報」の種類と発表条件の詳細は気象庁HPに掲載されています
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/info_criterion.html