リニア工事の水位低下問題 JR東海社長への報告は発覚から約3カ月後 

2024年7月17日 19:29
岐阜県瑞浪市でリニア中央新幹線の工事によりため池などの水位が低下した問題で、JR東海の社長に報告が上がったのは、発覚から3カ月近く後でした。
 瑞浪市内の井戸などの水位低下についてJR東海は2月に把握し、市に報告しました。

 丹羽俊介社長は17日の会見で、当初は担当役員以下が対応し、自身に報告があったのは5月14日だったと明らかにしました。

丹羽俊介社長:「今回の件については、もう少し早い段階で私に情報が来るべきだったと思っている。反省を踏まえて社内の情報共有の在り方について徹底した」

 また、岐阜県と5月に実施した面談でJR東海側が「詳しい原因調査は考えていない」と説明したとされていることについて、「JR東海の工事が原因という前提だったため、原因の調査を手間をかけて行うまでもない」という趣旨だったと説明しました。
 

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