関東“季節逆戻り” 寒さ一転の20℃超え続出で思わぬ絶景も

2024年11月27日 17:46
 寒さ一転、20℃超え続出で季節が逆戻りした関東。紅葉の名所を訪れると思わぬ絶景が広がっていました。 ■寒さ一転 20℃超え続出  季節外れの暖かさ。Tシャツに汗だくの人。まもなく師走を迎える東京・新宿区。季節は戻り、“真夏”の光景が広がります。 客 「ちょっと暑い」 「かなり汗かいている」  日本列島には26日から季節外れの暖かい空気が流れ込み、暖気が入った関東で気温が上昇しました。  千葉県鴨川市では気温23℃を超えました。 道の駅 鴨川オーシャンパーク 渡辺公康店長 「めちゃくちゃ暖かい。これ夏じゃないかというくらい(足湯は)誰も入っていないです、暑くて」  10日ぶりに気温20℃を超えた東京都心。新宿区の大久保公園では「至高のラーメンフェス」が開催中です。  甘みのあるスープに濃厚な背脂が効いた進化系まぜそば。サクサクの揚げワンタンと鴨の出汁が深い味わいを奏でるワンタン麺。比内地鶏や名古屋コーチンなどをぜいたくに使った極上塩ラーメンなど、日本のラーメン界屈指の名店51店舗が日替わりで並びます。 亀戸煮干中華蕎麦 つきひ 吉田友樹さん 「うちは煮干しラーメンですね。イベントでサンマの節を使った中華そばを提供しています」 「(Q.湯切りする場所も暑くないですか?)暑いですが、お客さんの笑顔見るためには問題ないです」  ただ、想定外の暑さ。Tシャツや上着を脱ぎ、夏の装いに。それでも汗だくで至極の一杯を味わいます。  ビールを飲むスーツ姿の男性は…。 男性 「気温上がるとビールがうまいが、ラーメンは寒い方がうまい。暖かい、上着脱ぎたいです、もう今」  結果、上着を脱ぎ、腕まくりでラーメンをすすります。あまり寒いと客足が減るため、ラーメンでも暖かさは歓迎です。 TRYラーメン大賞&おとなの週末が選んだ至高のラーメンフェス 井上淳矢さん 「(会場の)いつも入れているストーブを消した。あまり寒くなるよりは、僕たち的には暖かい方がありがたい」 ■関東で“季節逆戻り”思わぬ絶景も  雨上がりの関東。絶景も待っていました。  茨城県の筑波山。麓でも紅葉が進み、見頃を迎えています。景色を楽しむこと20分ほど。絶景は山頂で待っていました。  山頂から眼下に山肌にかかる雲海が広がります。26日の雨で水分を含んだ空気が冷やされたため発生した筑波山でも珍しい光景です。 つくば市から来た人 「何回も筑波山に来てるが、雲海見たのは初めて」  冷え込む山頂でも季節外れの暖かさの影響が出ていました。  筑波山名物のうどん。ただ、27日は山頂でもソフトクリームが人気です。 ■ゲレンデ×紅葉“季節外れ”のスキー場  季節外れの暑さとなった列島。早くもスキー場がオープンしていました。 グランスノー奥伊吹 草野穣治専務取締役 「例年から1カ月ほど前倒したオープンができる。グランスノー奥伊吹史上、初の11月開業になっている」  “関西最速”でオープンした滋賀県のスキー場。まだ紅葉を楽しみながらスキーを楽しめます。 奈良から来た人 「11月で、これだけ雪が積もっていて快適に滑れるのはすごい」  異例の早さでのオープンには総額21億円をかけて導入された最先端のシステムにありました。  薄氷を大量に削るイタリア製の造雪機を8基導入。まだ紅葉のなかでの初滑りを可能にしました。 奈良から来た人 「きれい。紅葉見ながら絶景のスノボ」 59歳の人 「(Q.(雪不足などで)オープンできないスキー場に遭遇したことは?)何回もある。けど、こうやって雪を作ってくれるのでうれしい」 グランスノー奥伊吹 草野穣治専務取締役 「しっかり雪のあるゲレンデを作ることで、スキー場を守っていきたい」

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