現役復帰の馬瓜エブリン選手がデンソーアイリス入団会見「休養で得たもの大きかった」

2023年6月12日 16:48
東京五輪のバスケットボール女子で銀メダルを獲得した馬瓜エブリン選手が、1年間の”休養”を経て、現役復帰することになりました。選手だけにとどまらず、活躍の場をビジネスなどにも広げてきたエブリン選手。入団会見で語った思いとは?

馬瓜エブリン選手

 12日午後、報道陣が集まり行われたのは、愛知県刈谷市に拠点を置く女子バスケットボールチーム「デンソーアイリス」で今シーズン、新たに入団する選手の記者会見。

 入団するのは、東京オリンピックの銀メダリストで愛知県出身の馬瓜エブリン選手と、3X3女子日本代表・今野紀花選手です。

 デンソーアイリスは、バスケットボール女子日本リーグで常に上位を争う強豪チーム。チームには、東京オリンピックの日本代表キャプテンで愛知県豊橋市出身の、高田真希選手も所属しています。

Q.入団を決めた理由
「一人ひとりのポテンシャルみたいなところがすごくあるチームだなと。もし私が加わることによって、初優勝という新しい歴史を作ることができたら、本当にこれはWリーグにとってもまた面白いことができるなと。高田選手をサポートするだけではなくてですね。高田選手を引っ張るぐらいの選手が出ていかなきゃいけないっていう、その一人になりたいなというふうに思っています」(エブリン選手)
 

夢だった「一日警察署長」も経験

休養中は様々なことに挑戦
 エブリン選手は、1年間の休養からの現役復帰となります。

 昨シーズンは“人生の夏休み”として1年間の休養を発表。周囲を驚かせました。

Q.休養の理由は
「なぜ?…だって、頑張ったから。頑張ったら休むもんじゃないですか。ちょっと休んでる間に視点を広げていったりとか、多分やれることっていっぱいあるだろうし」(エブリン選手)

 “夏休み”の間、様々なことに挑戦しました。名古屋・栄のど真ん中で、3X3の大会を企画・運営したり、夢だった「一日警察署長」も経験したりと、マルチに活躍。

 さらに、選手時代からスポーツ選手のマネジメント会社を経営するなど、社長の一面も持つエブリン選手。ビジネスを本格的に進めるため、「起業家などを育成するプログラム」にも参加しました。

 “人生の夏休み”を満喫するだけでなく、バスケット選手としての目標も持ち続けていました。
 

選手復帰を見据えトレーニングを積み重ねてきた

 メ~テレの情報番組「アップ!」に、コメンテーターとして出演した際には――

Q.バスケットボール日本代表としての思いは
「目指せるのであれば…妹のステファニーと一緒に出られるのであれば、もしかしたらパリのオリンピック、ちょっとやりたいなと思いますね」(エブリン選手)

 多忙な日々でも選手復帰を見据えトレーニングを積み重ね、再びプレイヤーとしての人生を歩み始めたエブリン選手。会見で思いを語りました。

「休養を発表した時点で、すでにバスケットボールがやりたかったです。まだ復帰したばかりだというところもあるので、目の前に立ちはだかる壁みたいなところは1年休んでそんなに甘くないなというふうに思っているので、そこをまず1個1個クリアしていく先に、もしかしたらオリンピックがあるかもしれないと思っている」(エブリン選手)

 休養中にビジネスの関係者とも関わり「得たものが大きかった」というエブリン選手。選手として復帰後も、”新たな生き方”を模索し続けていきたいとしています。

「こういった新しい生き方というか、キャリア形成の仕方は、必ず誰かが見せなきゃいけない。やっていかなきゃいけない。好きだからやっていることは止められないなと思うので、そこに関しての自信というのはあります」(エブリン選手)

(6月12日15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)

※高田真希選手の「高」は正しくは「はしごだか」です。
 

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