バスケW杯注目シューター・富永啓生 父「家だとおとなしい子」高校の恩師が明かした意外な癖「必ず見る」

2023年8月29日 18:50
バスケットボールW杯、27日に日本は強豪・フィンランドに歴史的な大金星を挙げました。勝てば2次ラウンド進出が決まる29日のオーストラリア戦を前に、フィンランド戦で劇的勝利を呼び込んだ名古屋出身の富永啓生選手ゆかりの人や場所を尋ねました。

名古屋出身 富永啓生選手

 自身もバスケットボールの選手として活躍した富永選手の父・啓之さんに、話を聞きました。

 「よくやったなって感じですね。とにかく日本のチームのために貢献できたところですかね」(父 啓之さん)

 父から見て、富永選手は「普通の子ども」だと言います。

 「コートにいる中と外とでは少し性格変わると思いますけど、家だとおとなしい子ですよ」(父 啓之さん)
 

桜丘高校時代の恩師 江崎悟さん

名門校の恩師も祝福、「僕のほうを必ず見る」意外な癖?
 高校時代は、愛知の名門・豊橋市の桜丘高校でプレー。

 3年の時には、エースとして、チームを全国3位に導きました。

 高校時代の恩師にも、話を聞きました。

 「フィンランド戦のあとに、『よくやった』『感動したよ』というLINEを送りまして、すぐに『ありがとうございます』と一言ね(笑)」(高校時代の恩師 江崎悟さん)
 

トム・ホーバス ヘッドコーチ(22日の沖縄入り)

 現在、アメリカの大学でプレーする富永選手。

 江崎さんが、高校時代から続く富永選手のある特徴を教えてくれました。

 「高校当時毎回、何かをやったら、ゲーム中に僕のほうを必ず見るんですよ。他の選手にはない、彼の特徴というか。僕は、その瞬間に良いプレーなら良いとサイン、ダメな時はダメという表情をして、コミュニケーションをとっていました。今も日本代表の試合を見ていると、ホーバスさんの方を必ず見るんですよ。必ず、ホーバスさんに視線を送りますよ(笑)」(江崎悟さん)
 

江崎悟さん

 29日のオーストラリア戦も、富永選手の活躍に期待しています。

 「フィンランド戦では自分を解放してあの状態に持っていったマインドは、すばらしかったし、オーストラリア戦に向けて同じような感じで入ると思いますよ」(江崎悟さん)

 ※江崎さんの「崎」は正しくは「たつさき」です。
 

サインがなかったころの富永選手の「サイン」

富永選手のゆかりのレンタルバスケットコートには初々しい「サイン」も
 愛知県一宮市のレンタルバスケットコート、富永選手のゆかりの地です。

 「このボールは18歳以下の日本代表に初めて彼が選出された時の記念に、サインをいただきました。まあこの時はまだサインがないですけど。彼が小学校2年生ぐらいから毎週数時間は通ってくださったんですけど、人一倍バスケット大好きっていうのが全身からあふれるような少年だったので、見ている方もすごく楽しませてもらいました」(ディーナゲッツ愛知 櫻井康貴マネージャー)

 ここでは富永選手の父親がバスケットボール教室のコーチを務めており、親子でバスケットボールを楽しむ姿が見られたといいます。
 

6月に訪れていた富永選手

富永選手「親しみのあるコート」帰国時にはシュート練習
 アメリカの大学リーグでプレーしている富永選手は、帰国したとき、ここでシュートの練習をしています。

 2023年6月にも訪れていました。

 「小さい頃からシュートを打っている親しみのあるコートですね。ここでシュートをたくさん打ってきて、それがあって、こうやってシューターとしてやっていけてるんじゃないかと思います」(富永啓生 選手)
 

サイン入りTシャツ

子どもたちにとっても「憧れの選手」期待高まるオーストラリア戦へ
 そんな、小さなころから見守っていた富永選手がフィンランド戦で大活躍したことで、28日はレンタルコートの使用料金が無料になりました。

 利用していた子どもたちも「憧れの選手は日本代表といえばやっぱり富永選手」「富永選手が好き。3ポイントをどんどん入れていくところ」「富永選手のサインをもらいました」と声を弾ませていました。

 注目と期待が高まる中、29日に対戦するのは強豪のオーストラリアです。

 「強いですね。どこも強いと言われているんですけど、やってみないと分からないということを日本チームが体現してくれたので、非常に期待しています。勝てると信じて応援します」(ディーナゲッツ愛知 櫻井康貴マネージャー)

(8月29日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

これまでに入っているニュース

もっと見る

これまでのニュースを配信中