【Bリーグ開幕】パリ五輪期待の”おでんくん”&リベンジ誓う須田侑太郎選手「最大限自分の力を発揮する」

2023年10月5日 16:52
ワールドカップの歓喜から約1カ月。その熱気冷めやらぬ中、いよいよ5日、プロバスケットボール・Bリーグが開幕します。愛知にある4つのチームの中から、活躍が期待される2人の地元選手に迫りました。

シーホース三河 西田優大 選手

 日本中が熱狂した沖縄の歓喜から約1カ月。

 その熱が冷めやらぬ中、いよいよ5日に開幕するプロバスケットボール、Bリーグ。

 愛知県を拠点とするチームは、何と4つ。実はバスケの盛んな地域なんです。

 地元の注目選手一人目は、刈谷市・シーホース三河に所属する、西田優大選手。
 
 日本代表メンバーとしてバスケの歴史を作った一人です。

「本当にその瞬間に立ち会える12人に入ったのはすごく幸せだと思いました」(西田優大 選手)
 

ニックネームは「おでんくん」(西田優大 選手)

西田選手、ニックネームは「おでんくん」
 西田選手といえば、昨シーズンのBリーグの試合で試合終了のブザーとともに決めた超ロングシュートが大きな話題となりました。

 ニックネームは「おでんくん」。

 餅巾着がモチーフのキャラクターに似ている事から名づけられました。

「大学生の頃に言われ始めて、名前よりおでんくんが先行しちゃっている」(西田優大 選手)

 西田選手の代名詞、ドリブルでゴールに攻め込むこのプレーは、そのあだ名から取って「おでんアタック」。

 今ではおでんをモチーフにしたクラブ公式グッズを出すほど定着しています。
 

西田優大 選手

初のワールドカップでは「悔し涙」
 8月のワールドカップ。歓喜の瞬間の直後、西田選手はある心の内を明かしました。

「感謝の気持ちと選んでくれながら貢献できなかったなっていう悔しい気持ちが複雑」(西田優大 選手)

 出場は4試合で平均2.4分。得点はわずか2点と満足するには程遠く、初のワールドカップは、悔し涙で終えることになりました。

「もう少しキープ力があればホーバスHCも安心して使ってくれていたと思うので、そういったところでは(キープ力が)足りない部分だったのかなと思います」(西田優大 選手)

 この経験によって、課題がはっきりしたという西田選手。

 パリオリンピックまであと1年。大舞台で輝くその日まで、下を向くつもりはありません。

「足りないところ、伸ばすところが明確になったのでそこを練習するだけかなと思います。そうすることでチームの目標に近づくこともできるし、パリ五輪のメンバーに入って活躍することにもつながってくると思うので」(西田優大 選手)
 
 ちなみに西田選手に好きなおでんの具を聞いてみるとーー

「僕は厚揚げが好きなので」(西田優大 選手)

Q.餅巾着が好きなわけではない?
「厚揚げがおいしいです。柚子胡椒をつけて食べるのが好きです」(西田優大 選手)
 

須田選手の練習後の日課はサウナ

練習後はサウナに肌ケア
 地元の注目選手、二人目はーー

 練習後の日課にはサウナ。肌のケアも欠かさない。

 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、須田侑太郎選手。

 熱いプレーで引っ張るチームの大黒柱です。

 今シーズンはキャプテンに就任し、ドルフィンズ初の優勝を狙います。
 

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 須田侑太郎 選手

ワールドカップ、最後のメンバー選考で落選の経験
 今から2年前。29歳で初めて代表に選ばれた須田選手。

 3ポイントシュートの才能が一気に開花し、代表メンバーとして定着。

 ワールドカップメンバーの最終候補に名を連ねていました。しかしーー

「コーチングルームに呼ばれて須田はここまでです、っていうのを伝えられて」(須田侑太郎 選手)

 15人から12人に絞られる最後のメンバー選考で落選。ワールドカップ出場の目標は、直前で絶たれることになりました。

 喪失感に襲われ、2週間ほど何もしない時間が続いたという須田選手。

 それでも代表の試合から目を背けることなく、最後まで見届けたそうです。

「悔しさというよりも、ポジティブな気持ちで試合を見られた、自分のことのようにうれしかった」(須田侑太郎 選手)
 

須田侑太郎 選手

代表メンバーたちとのつながり
 ワールドカップ直後、バーベキューを楽しんだ日本代表メンバーたちの写真。中には、須田選手の姿もありました。

「渡邊雄太選手からバーベキューやるから、すっさんも来てよ、という話をしてもらって『行くよ』と答えた。渡邊雄太選手は僕が落選しますっていうタイミングで体育館に来てくれて、その夜も一緒にお風呂に入って、『オリンピックの切符を取ってくるから』と力強い言葉を言っていたし、W杯後『あなたの男気には感服しました』と渡邊選手にメッセージを送って、そしたら渡邊選手から電話が来てバーベキューに参加する流れに」(須田侑太郎 選手)

 代表メンバーたちとのつながりも、大きな財産となりました。
 

須田侑太郎 選手

勝負のシーズンが始まる
 9月に行われたドルフィンズのプレシーズンゲーム。

 2022年の2倍以上となる、約5千人の観客が詰めかけました。

「名古屋のファンの方々、アリーナの雰囲気は『バスケットを楽しんでいるな』という印象をすごく感じる。名古屋はすごくバスケに熱い土地だなと思いますし、名古屋のドルフィンズアリーナの雰囲気が好きで。どんどん盛り上がって欲しい」(須田侑太郎 選手)

 ワールドカップでついた火を名古屋でさらに燃え上がらせる。キャプテンとして勝負のシーズンがまもなく始まります。

「キャプテンとしてチームをしっかり作ることに、最大限自分の力を発揮する。その積み重ねだと思う。積み上げていった先にパリ五輪につながるのかなと思います」(須田侑太郎 選手)

(10月5日15:40~放送メ~テレ『ドデスカ!+』じもスポ!コーナーより)
 

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