滑走路がなくても離着陸ができる無人航空機を開発 被災地で情報収集、実用化へ

2024年1月29日 17:46
愛知県春日井市の企業が災害時の情報収集に役立てようと滑走路がなくても離着陸ができる無人航空機を開発し、実証実験が行われました。
 垂直に離陸する機体。春日井市にある「テラ・ラボ」が開発中の「新型テラドルフィンVTOL」です。

 「テラ・ラボ」は災害時に無人航空機を使って、上空から情報を収集するシステムを開発しています。

 これまでの機体は、滑走路が必要でしたが新しい機体はプロペラが搭載され、垂直に離着陸が可能です。

 飛行距離は1000km以上、飛行時間は10時間以上をめざしています。

 実証実験では、離着陸と飛行が安全にできるかを確認しました。
 

テラ・ラボ 代表取締役 松浦孝英さん

2025年の実用化を目指す
 「今回の能登半島地震は、陸路が色んなところで寸断しているということを考えると、空からの情報収集がとても有効であるということがいろんな意味で明らかになってきた。我々のような無人航空機が海から進入して、陸地の様子を正確に把握してデータ化していくことは、今後非常に有益な情報収集になり得るのでは」(テラ・ラボ 代表取締役 松浦孝英さん) 

 今後、飛行実験を重ね、2025年の実用化を目指しているということです。
 

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