プロ20年目、ドラゴンズ涌井が掲げる「200勝」 Xでは球団広報ばりの仕事ぶりに反響

2024年3月8日 11:38
移籍2年目のドラゴンズ涌井秀章投手(37)がプロ20年目の今シーズンに向け闘志を燃やしています。
 プロ20年目、チーム最年長ピッチャー涌井秀章投手。

「目標は2桁勝利と規定投球回、200勝に向けてこの1年すごく大事になると思う」(ドラゴンズ 涌井秀章投手)

 昨シーズン、楽天から移籍すると開幕から先発ローテーションの一角としてフル回転。

 自己最速タイの152キロをマークするなど37歳ながら衰え知らずのピッチングでチームを支えました。

 その一方で自己ワーストの13敗を喫し、移籍1年目は悔いの残るシーズンとなりました。

「もう少しイニングを投げられたと思うし、チームを勝たせる投球も(もっと)できた。もったいない負けを減らしたい」(涌井投手)
 

自主トレを行う涌井投手(千葉・館山市、1月)

自主トレでは1日10キロのランニングメニュー
 大事な20年目のシーズンに向け、オフに重視したのは体づくり。

 毎年恒例の自主トレで若手選手らと1日合計約10キロのランニングメニューをこなし、徹底的に体を追い込みました。

「自主トレが1年で一番キツい。走る距離や本数も増えているし、年々(内容を)厳しくしている。地獄です」(涌井投手)
 

春季沖縄キャンプ(2月)

「まずは先発ローテを」
 キャンプでは連日ブルペンに入り、ストレートを中心に投げ込みました。

 基礎をしっかり固めることが19年間、開幕ローテを守り続けてきた百戦錬磨のベテランの調整方法です。

「先発ローテ確約ではないので、一番手は無理としてもそこに負けない」(涌井投手)

 昨シーズンのメンバーに加え、帰ってきたエース大野雄大投手や若手ピッチャー陣など去年以上に熾烈な先発ローテ争い。

「普段はすごく仲良いけど火花が散るほどバチバチしてる。まずは先発ローテを目指す」(涌井投手)
 

涌井投手のXより

欠かさないファンサービス
 忙しい中でも欠かさないのがファンサービスです。

 サイン会はもちろんSNSの自身のアカウントで見たい選手のリクエストを募集すると、約600件ものコメントが殺到しました。

 要望に応え、連日チームメイトの写真を投稿する姿に「涌井さん、まじで有能広報すぎ」「球団広報並みの仕事をしている涌井広報」などファンからは大反響。
 

ヤクルトとのオープン戦で1イニング三者凡退の好投

開幕に向け万全な仕上がりをアピール
 “涌井広報”が2日のヤクルトとのオープン戦で実戦初登板。

 1イニングを三者凡退、万全の仕上がりをアピールしました。

 200勝を目指す涌井投手の節目となる20年目の活躍に期待です。

(3月8日6:00~放送メ~テレ『ドデスカ!』より)
 

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