最年少「永世」の誕生に向け焼きそばとオムレツで準備万端 藤井七冠の地元・愛知県瀬戸市

2024年7月1日 16:58
藤井聡太七冠の地元、愛知県瀬戸市では永世棋聖の獲得に期待が寄せられています。
 タイトル戦の会場としては、お馴染みの「万松寺」。
  
 賽銭箱を金属製から木製に替えたり参拝者が鳴らす鈴を外したりするなど、対局に集中できるよう、音が出るものには細心の注意を払います。

 会場では記念グッズが販売されていて足をとめる将棋ファンの姿も。「扇子」など対局のオリジナルグッズが販売されています。

 「ここで1つ返すか、歴史的瞬間になるのか。山崎先生に頑張ってもらいたい。ぜひフルセットで5戦見たいです」(北海道から訪れた山崎八段のファン)

 さらに大盤解説も行われていて、各地から集まったファンが対局の行方を見守っています。
 

“藤井推し”の新井さん(右)

熱烈なファン“藤井推し”の姿も
 藤井七冠の対局があれば海外でも駆けつける熱烈なファン、“藤井推し”のみなさん。

 初めてタイトルを失った、6月の叡王戦は涙が止まりませんでした。

 「まだ傷は癒えていないですけど、藤井先生は前を向いていますし、きょうは“永世棋聖”になるかの大一番なので全力で応援にきました」(“藤井推し”の新井さん)

 「初手」を観覧できる特別プランに当選し、目の前で藤井七冠を見ました。

 「落ち着かれているのと、羽織が初めて見たものかなと。もしかすると夏物を新しく購入されたのかと注意深く見ていました。こんなに着物の似合う21歳はいないだろうと、すごくまぶしかったです」(“藤井推し”の新井さん)
 

永世棋聖お祝いメニュー(コーヒー付き)1701円

地元の喫茶店は「永世」記念メニューで準備万端
 一方、藤井七冠の地元、愛知県・瀬戸市。

 「永世棋聖」の獲得に向け、地元も応援ムードが高まっています。

 藤井七冠の「応援メニュー」や「記念メニュー」でお馴染みの「喫茶スマイル」。

 月曜日は定休日ですが、1日は臨時営業でエールを送っています。
 
 もし藤井七冠が「永世棋聖」の資格を獲得したら――

 「こちらが提供予定の記念メニューになります」(喫茶スマイル 鈴木松子店長)

 「瀬戸焼きそば」の上にオムレツを乗せた、その名も「永世棋聖お祝いメニュー」。

 「オムレツを太陽のようにのせました。力強く太陽のように将棋をしてほしいという思いを込めた」(鈴木店長)

 藤井七冠が「永世棋聖」の資格を獲得した場合、2日からメニューに加わる予定です。

 万松寺で行われている「棋聖戦」の第3局は、持ち時間がそれぞれ4時間で夜までに勝敗が決まる見通しです。
 

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