食材費の過大徴収などをしていた障害者向けグループホームを運営する「恵」が愛知県の2つの事業所について、9月末までの譲渡を目指していることがわかりました。

　「恵」は愛知県と名古屋市が事業所指定を取り消すなどの処分を行い、また厚生労働省が連座制を適用したことで全国約100の施設も順次運営できなくなります。

　愛知県の大村知事は25日に「恵」から事業所の譲渡について報告があったことを明らかにしました。

　報告では取り消しなどの期限が迫る愛知県西尾市と幸田町の事業所について、一括ではなく分割譲渡も視野に、9月末までの譲渡完了を目指すということです。

　また「恵」からは2つの事業所の利用者家族に対し、説明会を8月開催することが報告されたということです。