街で見つけた激レア自動販売機 出てくるのは「特大プチプチ」購入方法もユニーク 名古屋

2024年8月8日 05:01
 街を歩いていると時々見かける変わった自動販売機。名古屋市中村区に、日本に2つしかないプチプチを販売する激レア自動販売機が。一体なぜ…設置に至った経緯を取材しました。

プチプチの自動販売機(名古屋・中村区)

自動販売機で“プチプチ”を気軽に
 名古屋市中村区の住宅街。そこに一風変わった自動販売機がありました。

 販売しているのは、商品を梱包する際などに使われる気泡緩衝材。プチプチの愛称で知られています。

 元々この自動販売機は、名古屋に本社があるプチプチの製造、販売会社「川上産業」が2014年の6月ごろに会社の前に設置したのが始まりです。

 川上産業では、一般的なプチプチの他にも、プチプチの丸い粒がハート形になったものや、浮世絵がデザインされたユニークなプチプチまで、その数約1000種類ものプチプチを製造をしています。

 プチプチの自動販売機を設置したきっかけについて、川上産業の秋田莉沙さんは、「地域に根付いた取り組みがしたい。近所の人に手軽に緩衝材を買いにきてもらいたい」という思いから自動販売機でのプチプチの販売を始めたといいます。
 

扉を開けると…

販売方法もユニーク
 この自動販売機、買い方も特徴的です。

 まず、自動販売機に100円玉を5枚入れるとカプセルがでてきます。カプセルの中には「数字(ロッカーの番号)」と「3ケタの暗証番号」が書かかれた紙が…。

 指定された数字のロッカーには鍵がかけられています。ダイヤルをまわし3ケタの暗証番号にあわせれば、ロッカーの扉が開く仕組みです。

 こうして、ロッカーの中から出てきたのは、幅60cm、長さ42mの特大のプチプチです。
 

特大プチプチ(幅60cm・長さ42m)

8月8日は「プチプチの日」
 この自動販売機、名古屋の他、群馬県高崎市にも設置されていて、日本に2台しかない激レア自動販売機です。

 気になる名古屋の自動販売機の売り上げは…。1週間で5個から10個、平均で売れているそうです。

 近所の人が買いに来るほか、中には名古屋から20キロほど離れた、愛知県一宮市など遠方からわざわざ買いに来るお客さんもいるのだとか。

 自動販売機では24時間購入可能で、中には売り切れて買えない日もあるということ。売り切れた場合、週に1~2回ほど担当者がプチプチの補充に来ます。

 川上産業によると、8月8日は、パチパチと粒をつぶすことなどから「プチプチの日」として、日本記念日協会に認定されています。

 川上産業の秋田莉沙さんは、「プチプチ自販機をより多くの人に知ってもらいたい。近くに来た際は、ぜひ立ち寄ってほしい」と話します。

 ◇◇◇「プチプチ」は川上産業の登録商標です◇◇◇

(メ~テレ記者 梅谷悠祐)
 

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