世界遺産で知られる岐阜県白川村で「二十歳を祝う会」が行われました。

　豪雪地帯の白川村では村を離れている人たちが出席しやすいように毎年お盆の時期に成人式を行ってきました。　

　村では成人年齢の引き下げ後も「真の自立した大人」として二十歳を節目に門出を祝います。

　14日、平瀬地区にある会館で行われた式には今年度二十歳となる15人のうち9人が浴衣やスーツなどの装いで出席しました。

　成原茂村長の祝辞などのあと、代表が決意を語りました。

　「白川村での助け合い『結（ゆい）』の精神。合掌造りを始めとした伝統を守ってきた村民の誇りを思い出し、自分を信じて行動する、そんな大人になれるよう邁進します」（「真」成人代表 天野雄大さん）
　
　今年の出席者は全員村を離れていますが、同じ学校で学んだ仲間で久しぶりに会う友人との会話を楽しんでいました。