夏休み最後の週末に東海地方接近した台風１０号は1日午後、熱帯低気圧に変わりましたが、長時間の雨が岐阜県や三重県に被害をもたらしました。

　岐阜県池田町では、グラウンドゴルフ場から流れてきたベンチが水路に詰まり、1日朝から除去する作業が行われました。

　池田町では、31日の大雨で杭瀬川に流れ込む東川が氾濫し、被害は広い範囲に及びました。

　付近の料理店では客用の座敷が浸水し、畳が濡れてしまいました。

　31日午後、三重県北中部では、線状降水帯が発生しました。

　堀坂川の堤防が約20メートルにわたって崩れました。

　台風１０号は1日午後、熱帯低気圧に変わりました。

　しかし、東海地方の天気は再び下り坂となり、2日朝にかけて激しい雨が降る恐れがあります。

　これまでの大雨で地盤が緩み、土砂災害の危険度が高まっている所があるため、警戒が必要です。