東京都内のリニア中央新幹線のトンネル工事現場の近くで、水と気泡が湧き出た問題でJR東海の丹羽社長は、地盤沈下がないかなど詳しい調査をしていると説明しました。

　10月22日、リニア中央新幹線のシールドマシンを使ったトンネル工事が進む東京都町田市で近くの住宅の庭から水と気泡が湧き出ているのが確認され、JR東海は工事を中断しています。

　丹羽社長は13日の会見で工事との因果関係について、専門家の意見を踏まえて湧き出た水や気泡の性質や地盤沈下がないかなどの調査を進めていると説明しました。

　また、名古屋市と愛知県春日井市でシールドマシンを使った同様の工事をしていますが、工事は中断せず「安全と生活環境の保全に細心の注意を払い進める」としました。