三重県鈴鹿市で飲酒運転の車が線路内に侵入したとして、ブラジル国籍の男が逮捕されました。近鉄名古屋線は一時運転を見合わせました。

　警察によりますと7日午後5時20分ごろ、鈴鹿市東磯山で「車が線路内に入って止まった」と目撃者から110番通報がありました。

　警察は現場近くにいたブラジル国籍の無職、タイラ・セルジオ・マサノブ容疑者（63）の呼気からアルコールを検知したため、飲酒運転の疑いで逮捕しました。

　タイラ容疑者の車は駐車場に止まっていた車などにぶつかりながら線路に侵入したとみられます。

　調べに対しタイラ容疑者は「酒を飲んだが運転はしていない。運転していたのは妻だ」と容疑を否認しています。

　近鉄名古屋線は一部区間で一時運転を見合わせ、約1万5000人の乗客に影響が出ました。