「頂き女子りりちゃん」がだまし取ったと知りながら現金を受け取ったとされる、ホストクラブの元責任者の男に、懲役2年6カ月を求刑です。

　組織犯罪処罰法違反の罪に問われているのは、新宿・歌舞伎町のホストクラブの元責任者橋本一喜被告（35）です。

　起訴状などによりますと橋本被告は2021年から翌年にかけて担当ホストと共謀し、「頂き女子りりちゃん」を名乗っていた渡辺真衣受刑者（26）がだまし取った金と知りながら、飲食代として現金2850万円を受け取った罪に問われています。

　「だまし取った金とは知らなかった」と無罪を主張していました。20日の公判で検察側は「原資が真っ当な方法によるものではないと認識していたことが推認される」などとして、懲役2年6カ月・罰金100万円を求刑しました。

　判決は来月21日です。