「同じ場所で同じメンバーと…」市民から募った家族写真などのデータ8年分 市職員が誤って削除 愛知

2025年3月27日 12:05
12年後に開催する予定の市の写真展に向けて、市民から募った家族写真などのデータ8年分を市の職員が誤って削除してしまいした。

半田市役所

 愛知県半田市は2037年の市制施行100周年に向けた記念事業「おもひでフォトフォト」を2017年度に実施しました。

 この事業は「半田市の同じ場所、同じメンバー、同じポーズで年1回、20年撮り続ける」という趣旨です。応募した市民から同じ場所で家族や友人らと撮ったデジタル写真のデータを毎年送ってもらい、20年後の2037年に市の歩みを紹介する写真展で披露する予定でした。事業には17組の市民が参加していました。

 しかし去年11月、職員がパソコンのデータを整理していた際に誤って8年分17組のデータを削除してしまいました。翌月に担当職員が気づき、復元を試みましたができなかったといいます。
 
 市は応募者に謝罪して改めてデータを送ってもらえないかをお願いしたといい、担当者は「同じ場所で撮影を続けていただくのは大変な労力と時間がかかることで、誠に申し訳ない」と話しています。

 市はデータのバックアップを講じるなどの再発防止策をとって事業を続ける方針です。
 

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