豊橋市で揺れる新アリーナ建設問題 当初は除外していた整備関連費を改めて盛り込み新年度予算案を可決

2025年3月28日 23:09
 愛知県豊橋市の市長が中止を表明している新アリーナ計画をめぐり市長と市議会の対立が続く中、新アリーナの整備費用を含む新年度予算案が28日に可決されました。

 豊橋市の長坂尚登市長は選挙戦で新アリーナ計画の中止を掲げて当選しその後、事業者に対して契約解除に向けた協議を申し入れていることから計画推進派が多数を占める市議会と対立が続いています。

 長坂市長は当初、新年度予算案に新アリーナの整備費用を盛り込まなかったため、24日の市議会の委員会で推進派の市議から整備費用を盛り込むことを求める動議が出され可決されました。

 これを受け長坂市長は豊橋球場の解体費用など2億6100万円を増額する修正案を市議会に提出し、28日に最終日を迎えた市議会の3月定例会で修正案を含めた新年度予算案が賛成多数で可決されました。

 予算の修正について長坂市長は閉会後、市議会の動議を受けて対応したものだとする考えを示し、新アリーナ建設の契約を解除する意向に「変わりはない」と話しています。

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