名古屋市の東山動植物園で、飼育されていたホンドギツネ1頭が施設から逃げ出し、職員が捜索にあたっています。

　逃げ出したのは全長約80センチのメスのホンドギツネ藍です。

　東山動植物園によりますと、3月31日午後4時ごろ飼育担当者が藍をホンドギツネ舎の屋外施設から屋内施設に移動させようとしたところ、藍がいないことに気付きました。

　3月31日から4月1日にかけて職員30人以上で捜索を続けていますが見つかっておらず、今のところ目撃情報もないということです。

　藍は、今年1月にタヌキの飼育施設に侵入した野生のキツネで、3月25日に一般公開されたばかりでした。ホンドギツネは人を襲うような動物ではないものの、見かけた場合はむやみに近づかないよう東山動植物園は呼びかけています。