藤井聡太七冠がおやつに選んだ「ガトー・ポム」　ホテルは通常の3倍用意、勝負めしに“藤井効果”

史上初の八冠制覇に、“王手”をかけました。27日行われた将棋の王座戦第3局は、藤井聡太七冠が逆転勝利。対局会場となった名古屋のホテルでは、さっそく、勝負めしに“藤井効果”です。

　「王座戦五番勝負第3局」は27日、名古屋駅の「名古屋マリオットアソシアホテル」で行われました。

　8大タイトルのうち、残る最後のタイトル獲得を目指して藤井七冠が永瀬拓矢王座に挑戦する注目の一番。

　会場では大盤解説も行われ、将棋ファン140人を前に藤井七冠の師匠、杉本昌隆八段が解説していました。

　永瀬王座が思い切りのいい手を指すと。

「は～、これは大胆ですね。へぇ～、これはすごい手ですよ」（杉本昌隆八段）

　対局は、永瀬王座が藤井七冠をギリギリまで追い込みますが、終盤に永瀬王座が指した一手をきっかけに、形勢が逆転。

　藤井七冠が勝利し、前人未到の“八冠制覇”まで、あと1勝としました。

「本局の結果は幸いしましたけど、内容としては、序盤から押されて、ずっと苦しい将棋だったかなと感じています。次局は何より内容をよくできるように精いっぱい指したいと思います」（藤井聡太七冠）

「終盤は勝ちになっているような気はしたんですけど、(藤井七冠が王手した)2一飛に対しての対応が、うまくできなかったのが残念だなと思いました。(第4局まで)時間はありますので、精いっぱい準備してがんばりたいと思っております。本日はありがとうございました」（永瀬拓矢王座）

　最後にドラマが待っていた白熱の展開に、将棋ファンも大興奮。

「すごい対局の内容も逆転だったので、びっくりしました。会場中がどよめきですごかったですね」（将棋ファン）

「うれしい～感動しました～！」
「藤井先生の指し手がすごく正確で、瞬く間に寄せてしまわれたので、え～！何がおきたの？っていうような感じで」
「感動で言葉に表せないくらい感動しました。涙が出てきそうでした」
「8冠ってない、前人未到なんですけど、ここまできたら、ほんとに全力で次局を応援しますので、ぜひ達成してほしいです」（将棋ファン）

　対局と共に注目されたのが、勝負めしです。27日藤井七冠が、おやつに選んだのは、リンゴやラムレーズンが入ったケーキ「ガトー・ポム」。

「ガトー・ポム」は、季節限定の商品で、ホテルのラウンジで販売しています。

「27日、28日、電話や店頭での問い合わせをいただいたいる。一部、数を限ってではございますが、ご予約も承っていて、そちらの対応で箱詰めをしておりました」（名古屋マリオットアソシアホテル　横田友美さん）

　28日は、通常の3倍、30個を用意！正午の時点では、残り5個になっていました。
　
　ラウンジでは早速、「ガトー・ポム」を楽しむ、藤井ファンの姿も！

「27日、藤井竜王・名人が食べたということで、おやつに召しあがったということで。美味しいですけど、なんか緊張しちゃって…」（長野からのお客さん）

　そして、藤井七冠が、お昼の“勝負めし”に選んだのが、ビュッフェスタイルのレストラン「パーゴラ」のハヤシライスに名古屋コーチンのオムレツをのせた、アレンジメニュー！

　ハヤシライスは9月から、秋のビュッフェメニューとして、期間限定で提供されています。

「ハヤシライスの横には栗とサツマイモの冷製スープ。27日は(ハヤシライスと)セットにして提供しています」（横田友美さん）

　勝負めしも気になる将棋のタイトル戦。藤井七冠の八冠制覇がかかる、王座戦の第4局は、10月11日、京都市で行われます。

(9月28日 15：40～放送 メーテレ「アップ！」より)