ジブリの大倉庫に「ちょっと付け足し」 宮崎吾朗監督が新エリアで特にお気に入りのスポットは
2024年2月29日 16:50
3月16日に新エリアがオープンする愛知県長久手市の「ジブリパーク」。新エリアのオープンに合わせて、他のエリアもパワーアップします。
『君たちはどう生きるか』よりペリカン
「ジブリパーク」は、3月16日の新エリア「魔女の谷」のオープンに合わせて現在、すべてのエリアでメンテナンスを行っています。
28日、メ~テレの単独インタビューに答えてくれた宮崎吾朗監督は、このメンテナンスついて──
「『ちょっと付け足し』ですね。ちょっと新しい要素をいくつか足しました。1回行った人でも『あっこんな所にこんな人が』と」(宮崎吾朗監督)
29日の内覧会では、“ジブリ”がギュギュっと詰まった屋内エリア「ジブリの大倉庫」で監督が言う「ちょっと付け足された姿」が公開されました。
それは、去年公開された、宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』。
劇中に登場する青サギとペリカンがこちらの様子を伺うかのように屋根の上にとまっています。
インコマンのオブジェ
さらに、中央階段の近くで存在感を放っていたのが──
「こちらの大きなオブジェ、料理をしている様子を表現しているということなんですが、よく見てみると包丁を持っています。ちょっと怖いですね」(記者)
包丁を隠し持ったインコマンが今にも飛び出してきそう。
おしらさまのオブジェ
シーンを彷彿とさせるかのように立つオブジェ
他にも「千と千尋の神隠し」からは大根の神様「おしらさま」が新たに設置されました。
このおしらさまは、映画の主人公・千尋が湯婆婆に会い行くためエレベーターに乗る際、助けてくれた神様。
そのシーンを彷彿とさせるかのように、大倉庫では「にせの館長室」の側にあるエレベーターの隣に立っていますよ。
『魔女の宅急便』オキノ邸・魔女の店
宮崎吾朗監督が新エリアで特に気に入っているスポットは──
いよいよ、5つすべてのエリアがそろう「ジブリパーク」。
新エリア「魔女の谷」は、映画『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』など、“魔女”が登場するジブリ作品の世界観を存分に楽しむことができます。
新エリアについて、宮崎吾朗監督が特に気に入っているスポットを聞いてみると──
「本当にきれいだなと思うのは、“オキノ邸”のお母さんの作業場。あそこは夕方になって、西日が横からさすと本当にきれいなんです」(宮崎吾朗監督)
宮崎吾朗監督
「年月とともに変化していくジブリパークを楽しんでほしい」
ほかにも、宮崎吾朗監督の作品『アーヤと魔女』に登場した「魔女の家」や猫の手の形をしたパンに大きなソーセージを挟んだ「ホットドッグ」ならぬ「ネコの手ドッグ」など新エリアも魅力が盛りだくさんです。
宮崎吾朗監督は、完成直後だけではなく、年月とともに変化していくジブリパークを楽しんでほしいと話します。
「これで完成ということじゃないと思っている。建物も映画のように壁にツタがはっているようになればいいなと思うけど、すぐああなるわけじゃないので、10年ぐらいたって『私が最初に見た時はピカピカだったけど今は…』となるといいなと思っているところです」(宮崎吾朗監督)
「魔女の谷」のオープン、そして新たな展示物が仲間入りした「ジブリの大倉庫」などほかの4つのエリアの営業再開は、ともに3月16日です。
※宮崎駿監督の「崎」は、正しくは「たつさき」です
(2月29日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)