愛知県扶桑町の自宅で妻と子ども2人を殺害の罪 男に懲役30年を求刑

2024年7月1日 19:37

2022年、愛知県扶桑町の自宅などで妻と子ども2人を殺害した罪に問われている男に検察側は懲役30年を求刑しました。

 起訴状などによりますと、田中大介被告(44)は、2022年8月、当時住んでいた扶桑町の自宅で妻・智子さん(当時42歳)の首を絞めて殺害し、犬山市内に止めた車の中で長女・千結さん(当時9歳)と長男・十楽さん(当時6歳)の首を絞めるなどして殺害した罪に問われています。

 1日の公判で、検察側は「智子さんが命乞いをしたのに躊躇せず殺害するなど、残忍かつ冷酷な犯行」として懲役30年を求刑しました。

 また、智子さんの母らの代理人は、「瞬間的に感じた怒りに任せた身勝手で短絡的な犯行で酌量の余地はない」などとして、死刑を求めました。

 一方、弁護側は、「智子さん殺害については、妄想性障害の影響により、犯行をおこし、心神耗弱状態だった」「懲役25年が妥当である」と主張しました。

 判決は9日に言い渡されます。

 

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