旧優生保護法の違憲判決を受け名古屋の夫婦が会見「大変うれしくて涙が出てきた」

2024年7月6日 03:01

旧優生保護法をめぐり、最高裁が違憲判決を言い渡したことを受け、名古屋で起こしている裁判の原告である夫婦が会見を開きました。

最高裁は、3日旧優生保護法は憲法に違反するとの判断を示し、国の損害賠償を認めました。

旧優生保護法をめぐっては、障害などを理由に不妊手術を強制された人たちが、国を相手取り、全国で裁判を起こしています。

名古屋市の聴覚障害のある尾上敬子さん(74)と一考さん(77)夫婦は、不妊手術を強制されたとして訴えを起こし、名古屋地裁は3月、国に1650万円の賠償を命じました。

国は控訴し裁判が継続しています。

2人は最高裁の判決をうけて5日、名古屋市内で会見を開きました。

敬子さんは「大変うれしくて涙が出てきた。心が晴れたような気持ちになった」と喜びを伝え、一孝さんは「国はしっかりと新しい救済法を作ってほしい」と訴えました。

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