注目の勝負おやつ 藤井七冠と渡辺九段そろって「ロマネスク函館」を選ぶ 王位戦七番勝負第2局
2024年7月17日 17:25
将棋の藤井聡太七冠の2つ目の「永世」称号がかかる王位戦七番勝負。その第2局が北海道函館市で始まりました。名古屋での第1局は藤井七冠が勝利。勢いに乗って連勝できるのか、そして注目の勝負おやつと勝負めしは…。
王位戦七番勝負の第2局が17日、北海道函館市で始まりました。
藤井聡太七冠に挑むのは、渡辺明九段です。
藤井七冠がタイトルを防衛すれば、王位戦5連覇となり「永世棋聖」に続いて「永世王位」の資格を獲得します。
7月上旬に名古屋市内であった第1局は「千日手」で、指し直しとなる激戦の末、藤井七冠が逆転勝利。
藤井七冠が2連勝で勢いに乗るか、渡辺九段が五分に戻すか、第2局はシリーズの流れにも影響する注目の一戦です。
ロマネスク函館
函館の銘菓を選択
函館に来るのは初めてだという藤井七冠。
16日に訪れたのは函館の名所「五稜郭タワー」。特別史跡「五稜郭」や函館市内の絶景を楽しみました。
「眼下に五稜郭と函館の街並みが本当に一望できて、ずっと眺めていたいような景色だなと思います」(藤井七冠)
そして、対局とともに気になるのがご当地ならではの「勝負おやつ」と「勝負めし」です。
午前のおやつに藤井七冠、渡辺九段がそろって注文したのはご当地銘菓の「ロマネスク函館」。
パイ生地であんを包んだパイ饅頭で、味はこしあんとリンゴパイの2種類があるそうです。
藤井七冠はトマトジュースもあわせて注文しました。
道南大地の恵み2段重箱
藤井七冠が選んだ勝負めしは?
そして勝負めしは藤井七冠が「道南大地の恵み2段重箱」渡辺九段は「寿司極御膳」。
藤井七冠が選んだ重箱は津軽海峡産のマイカと北海道産米を使ったいかめし、サクラマスの西京漬けや、ひこま豚のしょうが焼きなど北海道の魅力をたっぷり楽しめます。
王位戦の対局は2日制で持ち時間がそれぞれ8時間。
18日午後には勝敗が決まる見通しです。
瀬戸市役所に掲げられた懸垂幕
瀬戸市で高まる永世王位への期待
ところ変わって藤井聡太七冠の地元、愛知県瀬戸市は17日、お祝いムードに包まれていました。
市役所に掲げられたのは長さ10メートルの懸垂幕です。
棋聖戦5連覇を果たし、史上最年少で永世棋聖の資格を得た藤井七冠の快挙を祝い、今年の年末まで掲げられる予定です。
この懸垂幕の隣には空間が残されています。
Q.永世王位を取ったら隣に垂れ幕を追加する
「永世王位を取ったら垂れ幕ですね。いま検討しておりますので。ひょっとしたら隣にあるかもしれません。検討しております」(川本雅之瀬戸市長)
2つ目の永世称号獲得に向けて、地元では期待が高まっています。