名古屋で多発するひったくり、7月だけで少なくとも19件 骨折の重傷負った被害者も

2024年7月29日 17:05

名古屋市内では27日から28日の週末にかけても、ひったくり事件が相次ぎ発生。被害者が骨折の重傷を負う事件もあり、警察が犯人の行方を追っています。

27日に名古屋市内で発生したひったくり事件

 27日午後1時半すぎ、東区葵で39歳の男性が、後ろから走ってきたバイクに追い抜かれる際、トートバッグをひったくられ、現金約5万円や通帳などを奪われました。

 男性は、友人と一緒に歩いていましたが、道路側に持っていたバッグを狙われました。

 逃走したバイクには、黒いヘルメットをかぶった人物が乗っていたということです。

 

女性がひったくりの被害に遭った瞬間

バッグをひったくられ、転倒する瞬間

 27日は東区の事件に加え、中区新栄や、昭和区北山本町、天白区音聞山でも、ひったくりが相次いで発生しました。

 天白区では76歳の女性が、現金約33万円などが入った財布などをひったくられました。

 今月13日、東区泉の映像には、画面右側を歩いている女性が、スピードを出して走ってきた1台のバイクに、バッグをひったくられ、女性は転倒しました。

 24日には、名東区よもぎ台でも――。

 犯行直前とみられる映像には、日傘をさした女性の後ろを、1台のバイクが走っていく様子が映っていました。

 

警察が呼びかける「ひったくり対策」

バッグを道路側に持たない、ながら歩きをしない

 名古屋市内では、ひったくりや未遂事件が今月に入ってから28日までに、あわせて19件起きています。

 被害者のほとんどが女性で、中には引き倒されて脚の骨を折る重傷を負った人もいます。

 警察は複数の人物が関与しているとみて、関連を調べています。

 また、ひったくり対策として「バッグを道路側に持たない」ことや、「イヤホンをしたり、スマホを操作したりしながら歩かない」ことなどを呼びかけています。

 

これまでに入っているニュース