“南海トラフ”「巨大地震注意」呼びかけ終了へ 海水浴場が再開「日頃から注意する意識芽生えた」
2024年8月15日 17:10
南海トラフ地震臨時情報の発表から15日で1週間となりました。閉鎖されていた三重県の海水浴場が再開しました。
愛知県は、8日に災害対策本部を設置し現在も県庁全体で職員220人、24時間態勢で情報収集などを行っています。午後5時で、「巨大地震注意」の呼びかけが終了した場合はーー
「情報収集や緊急時の連絡に遺漏がないように、防災担当部局では、必要最小限の人数で24時間の監視態勢を取っていく」(愛知県 大村秀章知事)
岐阜県は、国の呼びかけの内容をふまえ、ホームページなどで県民への呼びかけを改めて行っていくとしています。
三重県では災害対策本部を設置し、67人態勢で対応していましたが、午後5時で呼びかけが終了した場合は、本部を廃止する方向だということです。
名古屋の人に巨大地震注意が呼びかけられている、この1週間について聞くとーー
「なるべく家にいました。とにかく水を確保しました。薬局に行って水を買いに、その時には結構なくて」「防災対策のいいきっかけになった。防災バッグを買ったので地震がきた時に使おうかな」
和具の浜海水浴場(三重・紀北町)
閉鎖していた海水浴場が再開
三重県紀北町では、先週「和具の浜海水浴場」が閉鎖されました。
「閉鎖」の看板が設置されていた海水浴場へ向かうトンネル。15日朝、海水浴場のスタッフが扉を開け、午前9時に再開しました。
新たに避難経路などが書かれたチラシが配られました。
紀北町では「巨大地震注意」を受けて、9日から町が管理する4つの海水浴場を閉鎖していましたが、避難経路の確認などを終え、13日から順次再開させています。
「より明確な避難経路の確認と対策方法を周知できた。大事な1週間だった」(和具の浜海水浴場 小島有五さん)
「地震で来られなかったから、うれしいです」(海水浴客)
Qまもなく呼びかけが終了予定だが
「日頃から注意をする意識は芽生えたので、いつ何時、何が起こってもいいように考えて行動したい」(海水浴客)