衆院選愛知5区「保守分裂」回避か 自民支部が推す岡本康宏氏が立候補取りやめの意向

2024年10月10日 19:30

次期衆院選で、自民党の本部と支部がそれぞれ違う候補を擁立する動きを見せていた愛知5区に、10日動きがありました。

神田憲次氏と岡本康宏氏

 9日の時点では、自民党の前職、神田憲次氏(61)が党本部から公認を受け、これに反発した愛知5区の自民党支部が歯科医師で新人の岡本康宏氏(42)を擁立する方針を示していました。

 神田氏をめぐっては、税金の滞納を繰り返すなどして当時就任していた財務副大臣を辞任することになった一方で、きちんとした説明がされていないとして、地元の支部からは神田氏への不信感がたまっていました。

 「保守分裂選挙」になる見込みだった愛知5区でしたが、10日になって、岡本氏が一転、立候補を取りやめる方針を示しました。

 岡本氏はメ~テレの取材に対し、「公認候補がいることで、保守分裂になるのは私も望んでいない」と話しています。

 

岬麻紀氏と西川厚志氏、江上博之氏

愛知5区には維新、立憲、共産も立候補予定

 現時点で愛知5区にはこの他に、日本維新の会の前職、岬麻紀氏(55)、立憲民主党の新人、西川厚志氏(55)、共産党の新人、江上博之氏(69)が立候補を予定しています。

 

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