コロナ助成金制度を悪用、約6700万円をだまし取った罪などに問われた男 検察が懲役8年を求刑

2024年10月29日 17:07

新型コロナの助成金制度を悪用し、現金約6700万円をだまし取った罪などに問われている男に、検察は懲役8年を求刑しました。

 詐欺などの罪に問われているのは、愛知県瀬戸市で香水などを販売する「ジーラック」の社長、中嶋恒彦被告(40)です。

 起訴状などによりますと中嶋被告は共謀のうえ、休業手当などを支給した事実がないにも関わらず新型コロナの雇用調整助成金の支給を申請し、あわせて約6700万円をだまし取ったとされます。

 29日の裁判で検察側は「組織的かつ計画的犯行」「本件の主犯であり責任は重い」などとして懲役8年を求刑しました。

 弁護側は「全国で大きく実名報道され社会的制裁を受けている」などとして寛大な判決を求めました。

 

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