「『児相案件』だから、市の役割がないと思っていた」小1女子児童の虐待死事件で市の対応を指摘
2024年12月20日 19:25
愛知県犬山市の小学1年生の女子児童が虐待によって死亡した事件を受け、市の対応を検証した報告書が提出されました。
犬山市の小学1年生、島崎奈桜さん(当時7歳)は今年5月、腹部のけがによる敗血症性ショックで死亡し、母親の島崎みなみ被告(33)とその内縁の夫、倉田凱被告(32)が逮捕・起訴されています。
事件を受け、市は8月から内部検証会議を開き20日、原欣伸市長に報告書を提出しました。
報告書によりますと、「繰り返される傷やあざの情報に、市としての評価をしなかった」「児童相談所が主担当機関である『児相案件』だから、市の役割がないと思い込んでいた」としています。
そして再発防止に向けた提言として「市の役割・児童相談所の役割の明確化と協力体制整備」「担当者の育成及び人員の補強」などを挙げています。