南海トラフ臨時情報「調査終了」でも備えの確認を 専門家が呼びかけ

2025年1月14日 08:42

 南海トラフ地震の評価検討会の委員を務める愛知工業大学の横田崇教授は、地震への備えを確認するよう呼び掛けています。

「去年8月の地震の活動と同じ一連の活動領域の中で起きた地震です。場所は(臨時情報の対象になる)領域だが、地震の規模が小さい。いわゆる臨時情報の『注意』を発表する基準に至っていないということで『調査終了』になりました」(愛知工業大学 横田崇教授)

今回の結果について私たちは、どのように受け止めればいいのでしょうか。

「元々、日向灘の領域は地震活動が活発な領域ですので、引き続き、この地域で同規模の地震が起こる可能性がある。それから、もちろん南海トラフの巨大地震が、いつ発生するか分かりませんから、南海トラフ巨大地震に備えるための耐震化、家具の固定、備蓄品の用意、津波については、すぐ避難できるように用意しておくなど、備えをきちんとしておくことが大事になるかと思います」「今回の地震も準備を進めるための一つのきっかけにしていただくと、一番いいかなと思います」(愛知工業大学 横田崇教授)

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