「リニア工事起因の可能性高い」JR東海が地元住民に説明 地盤沈下問題 岐阜・瑞浪市大湫町
2025年1月20日 16:33
岐阜県瑞浪市で地盤沈下が起きた問題。JR東海が18日、新たな見解を明らかにし住民からは今後の影響を心配する声があがっています。
瑞浪市大湫町は複数の井戸やため池で水位が下がる現象が起きています。
水だけでなく地盤沈下も確認されています。JR東海が調査している地点での去年5月末からの沈下幅は1月14日現在で、最大で7.7cmに及ぶといいます。
地盤沈下は地点によっては1カ月で約1cmのペースで進むところも。
JR東海は18日の住民説明会で今後も数cm以上の沈下が生じる可能性があるとしました。
そして新たな見解が。地盤沈下とリニア工事との因果関係について「工事による地下水位の低下に起因し、発生している可能性が高い」とする調査結果を明らかにしました。
岐阜・瑞浪市大湫町
住民からは今後の影響を心配する声が
Q.工事起因の可能性が高いということだが
「ようやく言ったね」(住民)
調査結果を聞いた住民からは一連の問題に対して懸念の声が上がりました。
「3月、4月になると農業の下準備が始まる。今まで見たことのない沢の状態を心配している。早めに住民の理解を得られるような対策工程をJR東海がとれるかとれないかが問題。不安だよ」(住民)
JR東海は代替となる水源の確保を急ぐほか、すでに一部の不具合のある住宅については、国の補償基準を踏まえた修繕を行っていて、今後も個別に対応していくとしています。