“卵と米”が高騰 客も絶賛のチャーハンピンチ 狙い目の“卵”買い方は?

2025年03月27日 23:05
 コメの高騰に続きたまごもどんどん高くなるきょうこのごろ。高くなる今だからこそ、おすすめの買い方があるんだそうです。スーパーの社長に聞きました。 ■“たまごかけご飯”10%値上げへ  卵をその場で割って、白米とともにかきこむ人が続出の店が都内にありました。 30代の人 「なくなってしまいました。すみません、あっという間で。おかわりのごはんいいかな」  そう言って男性はおかわりたまごもゲット。実はこれ、店で人気のたまごかけご飯食べ放題。個性豊かな厳選卵が日替わりで7種類ほど用意されています。  27日はコメを食べたトリが生んだ白い黄身の卵や2つの黄身が入った希少な卵が並びました。 30代の人 「物価の上昇気になって、スーパーに行っても値段上がっていると思うので、こういう店があるとうれしいです」  ただ、店は決断を迫られていました。 喜三郎農場 高木大地オーナー 「赤字にならなければいいなと思ってやってきたが、ここ最近はそれどころじゃなくなってきた。4月の区切りで値上げしたい」 「(Q.値上げはどれくらい?)約10%くらい」  背景には、この上がり方があります。 喜三郎農場 高木大地オーナー 「たまごは(例年より)10から20%上がっている。目玉商品は卵なので、それは仕方がないのかなと思って目をつぶったが、最近コメも上がってきて1.8倍くらいは上がった」 ■客も絶賛のチャーハンピンチ  高騰の苦しみは東京・大田区にある中華料理店でも…。 歓迎 山崎英理子さん 「正直言って苦しい。手だてがないから仕方がなくて銀行から何千万円借りた」  ふんわり卵の存在感が際立つ店の人気者が…。 客(70代) 「チャーハンもおいしい。あっさりしていて」 「パラパラ系で、あまり脂っこくない方が良い」  客も絶賛する一品が…悩みのタネになっていました。 歓迎 山崎英理子さん 「コメはいっぺんに高くなった。ほとんど倍。卵は本当にとんでもない。昔は(1ケース)2600円くらい。今は1200円くらい高くなっている」  今月の卵の価格は1キロあたり327円。去年の同時期は200円前後で推移していました。  一方、スーパーでのコメの平均価格は最新で5キロあたり4172円。前年の同じ時期の2倍以上です。  影響は、街のコメ店にも…。 まつもと米穀 「米屋ですが米ありません。良質な米が安定供給できるまで店を閉めます」  京都府舞鶴市で90年前から続く「まつもと米穀」が閉店しました。 まつもと米穀(3代目) 松本泰社長 「色々、手を尽くしたが閉めざるを得なかった。(次の新米が出始める)秋には必ず再起して、再開をするという決意では当然いる」 ■狙い目の“たまご”買い方は?  そうしたなか、スーパーのたまご売り場には異変が…。  埼玉県の「マルフク」ではこの日、一番の売れ筋、Lサイズのたまご10個入りが278円。高値が続く一方で…。 マルフク 福島晶彦社長 「普段はもう少し差があってしかるべき」  普段は価格差があるというのは一般の卵と、いわゆる「ブランド卵」との差のことです。  ブランド卵「紅豊卵」の価格は289円。一般的な卵との価格差は、わずか11円です。 マルフク 福島晶彦社長 「ブランドたまごは元々が数が少ない。“一般卵”は少なくなると(価格が)影響を受けやすい」  卵高騰のなか、おすすめの買い方は…。 福島晶彦社長 「(価格差が)10円だったら、ブランドたまごを食べてもらうチャンス」

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