戻らない人質…イスラエルで待つ親族 気持ちに“起伏” それでも「交渉は必要」

2024年08月06日 22:26
 中東情勢が緊迫化するなか、親族がイスラム組織「ハマス」に拘束されている男性がANNの取材に応じ、人質解放の交渉を優先すべきだと訴えました。  イスラエルのテルアビブで市民たちから「人質広場」と呼ばれる場所です。  家族らがハマスによって拉致されている人たちが解放を訴え続ける場でもあります。  親戚家族4人がパレスチナ・ガザ地区で「人質」となっているトメル・ケシュットさんが取材に応じてくれました。 親戚家族がハマスに拘束 トメル・ケシュットさん(34) 「連日、このような状態で待ち続けることが難しくなってきている。特に気持ちにある種の高低差がある。なぜなら(人質解放の)取引はあったが、彼らは帰ってこなかったからだ」  いとこ夫婦とまだ9カ月だった赤ちゃん、その兄は今も帰ってきていません。  8月5日は兄アリエルちゃんの5歳の誕生日で、一緒に祝うはずでしたが、イランがイスラエルへの報復攻撃を宣言するなど中東情勢は悪化し続けています。  それでも「人質解放の交渉は止めるべきではない」と訴えます。 親戚家族がハマスに拘束 トメル・ケシュットさん 「最近の展開が交渉や家族の帰還を遅らせることになっているのか、説明するのは時期尚早だと思う。交渉は最優先事項であるべきで、たとえ事態が進行していたとしても交渉は必要だ」

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