アメリカのトランプ前大統領は、民主党ハリス氏との2回目のテレビ討論会は行わない意向を明らかにしました。 トランプ前大統領 「試合に負けたボクサーをあなたは多く見てきたでしょう？その選手が最初に言うのは『再試合がしたい』だ。そして、ハリス氏もそう言った。『再び討論がしたい』と。世論調査では、私が討論会で勝利したことが徐々に示されている」 　トランプ氏は12日、激戦州の一つ、西部アリゾナ州での演説でテレビ討論会で対決したハリス副大統領について「計画も政策も何も示さなかった」と批判しました。 　そのうえで、これまでの討論会で自身が「成功を収めた」としてハリス氏との2回目のテレビ討論会は行わない意向を示しました。 　一方のハリス氏は「今回の選挙と争点はこれ以上ないほど重要だ。有権者に対してもう1度討論会を見てもらうべきだ」と改めて再戦を求めました。 　ロイター通信の最新の世論調査では、ハリス氏の支持率は47％、トランプ氏は42％でした。 　先月下旬の調査ではハリス氏が45％、トランプ氏は41％で討論会を経てその差が広がっています。