台湾の頼清徳総統が18日に海上保安当局を訪れ、中国軍が14日に実施した大規模な軍事演習の際、中国側と海上で対峙した隊員らをねぎらいました。 　台湾の海上保安庁にあたる海巡署を訪れた頼総統は、隊員たちを前に、「中国のグレーゾーンへの侵入に直面して、皆さんは積極的に断固とした態度で、命がけで海の境界線を守ってくれた。国民を代表して『ご苦労さま』と感謝を伝えたい」と述べ、盛んな拍手を受けました。 　頼総統は他にも、空軍の作戦指揮部や海軍の対艦ミサイルの部隊も訪れ、同じく中国軍の軍事演習に対応した隊員らを激励しました。 　台湾国防部によりますと、14日の中国軍による軍事演習は台湾を取り囲む形で実施され、14日早朝からの25時間で、過去最多の軍用機153機を確認したと発表しています。