日航機墜落事故から39年 遺族「これ以上事故起こさないで」

2024年08月12日 14:01
 群馬県の「御巣鷹の尾根」に日航ジャンボ機が墜落し、520人が亡くなった事故から12日で39年です。朝から遺族らが慰霊登山を行っています。  (社会部・岩下耀司記者報告)  1985年8月12日、日本航空123便はV字に木々がえぐれた場所に機体をぶつけ、御巣鷹の尾根に墜落しました。  乗客乗員520人が亡くなり、今年も朝から遺族らが慰霊登山を行いました。  近年、高齢化が進んでいますが、午前11時時点で178人が登りました。 恩師を亡くした当時の生徒 「(Q.今の気持ちは)やっと先生に会いにきた」 「遅くなってごめんなさい」 「先生たちがつないでくれた縁を大事に、頑張って生きています」  ある遺族は羽田空港で1月に起きた日本航空と海上保安庁の機体が衝突した事故に触れ、空の安全について、「絶対はない」「これ以上事故は起こさないでほしい」と話していました。  夕方から慰霊式が行われ、事故が起きた午後6時56分に黙祷(もくとう)が捧げられる予定です。

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