11日午後、涙ぐみながら改めて続投に意欲を見せた兵庫県の斎藤元彦知事（46）。ただ、待ち受けるのは、いばらの道です。 兵庫県　斎藤元彦知事 「そこは…大変…申し訳ないなと。（県民から）『頑張れ』という指摘も、『何やってんだ』という指摘もあります。未来の兵庫のために頑張っていきたい思いは今でも強く持っているので…」 　涙ぐみ、続投に意欲を見せた兵庫県の斎藤知事。 　一方で12日、86人すべての議員が知事に辞職を求める方針です。 斎藤元彦知事 「重い申し入れということで真摯に受け止めたい。文書問題への調査をしっかりやっていく。9月補正や来年の予算の議論をやっていくのが私の思い」 　このまま知事が辞職しない場合、9月議会が始まる19日に「不信任決議案」が提出される可能性があることが関係者への取材で分かりました。 県議会関係者 「辞職を求めている知事と議会で予算案などの議論を進めるのは筋が通らない」 　不信任案が可決すれば、知事は「議会の解散」か「失職」のどちらかを選ぶことになります。 斎藤元彦知事 「不信任決議案の対応については地方自治法に基づく決議。法律の規定、選択肢がある。法律の規定に基づいて判断していく」 　維新の共同代表・吉村大阪府知事（49）は…。 日本維新の会　吉村洋文共同代表 「残念に思います。間違っていることは間違っていると素直に認めて辞職すべきだと思います」 　新たに分かったこともあります。兵庫県から入手した贈答品のリストです。斎藤知事が就任した3年前の8月から今年7月末までに137品目を受け取っていました。姫路城のレゴやインドネシアの剣や盾。なかには子ども用のシューズ2足も。 斎藤元彦知事 「（Q.子ども用の靴も私的に利用しようと？）それは私的な理由ではなくて、県内の事業所が子どもが最初に履く靴を製作していて、『ぜひ見本として見て下さい』ということでいただいていると思うので、私的に利用したりとか、そういった意思は一切ありません」