「紀州のドン・ファン」の元妻 「削除お願い」のメッセージ…友人に口止め依頼

2024年09月14日 09:36
 紀州のドン・ファンと呼ばれた資産家の男性が殺害された事件で、元妻が友人に「財産をくれるから結婚した」とメッセージを送り、口止めともとれる依頼をしていたことが明らかになりました。 ■元妻「財産くれるから結婚した」 須藤早貴被告(28)の高校時代の友人の証言 「(結婚は)財産が目当てだと聞いた。早貴ならやりかねないと思った」  13日の裁判で、検察側が須藤被告の高校時代の友人の証言として提出したものです。別の友人も…。 友人の証言 「グループLINEで被告が『財産をくれるから結婚した』というメッセージを残していた」  当時夫だった「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助さん(当時77)を殺害した罪などに問われている須藤被告。友人と被告とのやり取りには、赤裸々な内容が記されていました。事件から9日後のやり取りでは…。 2018年6月2日のやり取り 友人 「早貴大丈夫?」 須藤被告 「事件に巻き込まれました」 友人 「結婚、本当?」 須藤被告 「籍入れたは本当」 「ニュース見てないんだよね」 「見つけた時にはもう死んでた」 友人 「妻が犯人ってなっているけどしてないよね?」 須藤被告 「やってない」 「殺してもいない」  同じ日の、別の友人とのグループラインでのやり取りではこのようなやり取りがありました。 2018年6月2日のやり取り 須藤被告 「(野崎さんは)兄弟に遺産を渡したくなくて君に遺産を受け取ってほしいと言われた」 「一緒には住んでない」 友人 「まじなの?」 「あほなの?」 須藤被告 「全然財産をもらうつもりだったよ」 友人 「結果財産はどうなったの?」 「38億では?」 須藤被告 「財産は桁外れだから、全部財産を出すのは時間がかかる」 「海外飛び回る」 ■須藤被告、友人に口止め「削除お願い」    さらに友人に、口止めともとれるメッセージを送っていた須藤被告。 2018年5月30日のやり取り 須藤被告の友人 「なんかあった?」「まじ何したのよ」 須藤被告 「とにかく知らないというのを、まじお願い」 「削除お願いね」  写真の削除も依頼していました。 ■結婚直後に「老人 完全犯罪」検索  12日の初公判で無罪を主張した須藤被告。一方で、被告は野崎さんと結婚した直後からインターネットで事件を連想させる言葉の検索を行っていました。 検察官 「老人 完全犯罪」 「覚醒剤 過剰摂取」 「妻に全財産を残したい場合の遺言状の文例」  その後、自宅で遺体で見つかった野崎さん。須藤被告と結婚してわずか3カ月後のことでした。弁護側は、怪しいというだけで処罰してはならないと主張しています。 (「グッド!モーニング」2024年9月14日放送分より)

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