高知県警の警察官かたり詐欺 高齢女性が金塊約1億円だまし取られる 千葉・市原市

2025年03月14日 19:03
 千葉県市原市の当時86歳の女性が去年7月から10月にかけて高知県警を名乗る男らに金塊7.4キロ、1億円相当をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。  警察によりますと、去年7月、市原市に住む当時86歳の女性宅にインターネットホットラインセンターの職員と名乗る男から「あなた名義のカードが盗まれた。ブランドショップで使用されていて、捜査する必要がある」と、捜査はラインで行うと連絡がありました。  その後、高知県警の警察官を名乗る男からラインで「犯人を捕まえるためにお金回りを調べる必要がある」「守秘義務があるので家族や友人には言わないで下さい」「銀行のお金のお札の番号を調べるために金を購入して下さい」などと指示されるままに東京都内の貴金属店で金塊を購入し、去年7月から10月11日にかけて3回にわたって、購入した金塊7.4キロ、1億円相当をだまし取られました。  男は「金は特捜の人が取りに行くが、あなたと接触したくないので玄関に置いて下さい」と指示していました。  最後に金塊をだまし取られた10月11日以降、男らとラインで連絡が取れなくなったことから、女性が息子に相談して事件が発覚しました。  警察は特殊詐欺グループの組織的な犯行とみて捜査を進めています。

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