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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
- 今月の番審だより
- バックナンバー一覧
- 今年度の放送番組審議会委員
<2010年9月分>
第517回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 平成22年9月8日(水) 15:30~17:15
- 委員
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- 委員長:谷川憲三
- 副委員長:小林かおり
- 委員:北村明美・加藤太郎・和田伸一郎・伊藤範久・関口敦仁
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶(荒木社長)
- アナログ放送終了に関して(継松技術局長)
- BPO放送人権委員会決定報告(事務局)
- 第79回系列放送番審委員代表者会議について(事務局)
(2)審議テーマ
- 審議番組『どですか!×どまつり2010』8月28日(土)14:00~15:55放送分
- テレビ朝日系列の放送番組全般について
委員の主な意見です。
- 生放送で祭り全体を上手に描いており、町の活気も熱く伝わった。
- 番組構成もよく考えられており、今年の祭りの水準の高さがよくわかった。
- VTR取材で踊りが完成するまでの様子を伝え、参加者の自主的な盛り上がりや、目の輝きを適切に伝えた。
- 大きなローカルイベントを地元局が応援するのは良い。
- アナウンサーやメインキャスターの喋りが安定していた。
- 生放送の進行にトラブルが無く、裏側では大変な努力があったと推察される。
- 2時間の放送は長く、これだけ時間をかけるならばもう少し内容的な工夫が欲しかった。
- 祭りの全体像や、他の会場の盛り上がり、本戦の仕組みやルールなどを紹介して欲しかった。
- 解説者を入れ、分析していく視点を取り入れればもっと楽しめた。
- 映像の切り替えが早く、踊りの様子がよくわからなかった。
- 踊りを最後までちゃんと見せておらず、もの足りない。
- VTRの取材映像が、中身が薄く、表面的で突っ込み不足。
- 大賞が決定するまで放送していないため、消化不良だった。
- 番組の狙いが何だったのか、もう一つよくわからない。
などのご意見が出されました。
局側は
- 昨年から取材VTRよりも生の踊りの迫力を伝えることに力点を置いている。司会者席もバックステージ横に作り、出演者の熱さを伝えることが出来たのではないか。ただ事前取材のドキュメンタリー部分がもの足りなかったというご指摘は、次回以降検討したい。
- 放送時間の都合上、コンペティションの方に軸足を置くことが難しい。2時間の番組構成上、その要素も組み込まないと、祭りの紹介だけでは盛り上がらないと考えたが、両者を効果的に表現できなかった。
- 踊りの最後を見せるべきであるというご指摘はもっともで、カメラワークの問題も含め、踊りの見せ方には今後改善を加えたい。
などと答えました。
テレビ朝日系列の放送番組全般について
委員の主な意見です。
- テレビ朝日制作のバラエティは、他局に比べて品が良く、気軽に見られる番組が多くて良い。『お願い!ランキング』や『シルシルミシル』は新しいアイデアで面白く見られる。『そうだったのか!池上彰の学べるニュース』は好評で、わかりやすく非常にいい番組。
- 『報道ステーション』は、キャスターやコメンテーターの偏向的なコメントが少し気になる。
- 『報道ステーション』は思いっきりワイドショーにしたほうがいいのではないか。今は中途半端。
- 「報道の朝日」というのがテレビ朝日系列のイメージ。言いっぱなしではなく、ニュース特集をドキュメンタリでカバーをしていく姿勢を見せて欲しい。
- 最近の『スーパーモーニング』の意見が偏っている感じがしている。先を読んだ意見があまり出てこない。
- 『そうだったのか!池上彰の学べるニュース』は、テレビは「ニュース解説」に力を入れたらいいのではないかという意味で、一つの行き方を示している。
- 『ビートたけしのTVタックル』はマンネリ化している。新しく始まったたけしが取材するコーナーは少し時間が短く、もの足りない。
- 「ドラマ」は刑事ものばかりで、これはいかがかなと思う。
- インターネット中心で、テレビを見なくなっている若者が増える中、テレビでしか出来ないものをやるしかない。
- BSでやっている自然や動物ドキュメンタリ、海外紀行ものも地上波で流したほうが良いのでは。
- 系列をあげて一つのテーマで取材し、全国で放送する番組があっても良いのではないか。キー局と系列局の共同制作がもっとあったら面白い。
- デジタル化、多チャンネル化に合わせた番組作りがあっても良いのではないか。
などのご意見が出されました。
(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は平成22年10月13日(水)午後3時30分~
審議テーマ…テレメンタリー2010「バシー海峡~知られざる惨劇の記憶~」 9月18日(土)5:20~放送 (予定)