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名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2025年3月分>
第662回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 2025年3月11日(火)
-
参加者
(敬称略) -
- 委員長:五藤義徳
- 副委員長:村田陽子
- 委員:神田真秋、早川直樹、原田正樹、小出麻緒、林 秀弥、浦上愛子
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶
- 4月改編報告
(2)審議テーマ
- 『買い主が見てみたい』(2月9日(日)午後1時55分~3時20分放送)
- その他
委員の主な意見です。
- 珍しいペットや山を買った人たちの生き方を紹介するVTRには感動する部分もあったが、阿佐ヶ谷の商店街のパートは単なる街歩きに見えた。いろいろな要素を盛り込み過ぎて、番組タイトルの趣旨から外れているように感じた。
- 珍しいペットや山の3人の買い主には強い情熱が感じられ興味深かったので、この3人に絞った構成の番組でもよかったのではないか。そもそも普通の商店街で珍しい買い物をする人を探すのは難しかったと思う。
- 商店街のシーンは強いインパクトの内容の合間にあったので、リラックスして見ることができた。単にエンターテイメントにとどまらず、ペットを飼う際のマナーのようなことも押しつけがましくなく伝えていた点はよかった。
- 多様な「コト消費」が盛り上がる昨今は人生の楽しみ方も多様になっている。番組が紹介した人たちの人生を楽しんでいる表情が印象的で、その姿に共感できる番組だった。
- カンガルーや大型犬のコモンドールのパートは、一風変わった動物の愛玩者の様子を伝える動物番組にとどまっているように感じた。「買い主」自身の心境や目的、葛藤などをもっと深掘りすると面白かったのではないか。
- 50万円で山を買い、里山を開拓している人の話題は壮大で圧巻だった。本人だけでなく家族も含めたエピソードをもっと見たいと思った。
- メ~テレ制作にもかかわらず、なぜ地元でなく阿佐ヶ谷の商店街を扱ったのか。また、「~が見てみたい」という表現からは「親の顔が見てみたい」などの言い回しが連想され、ネガティブな印象を受けた。
局側は
- 価値観が多様化するなか、買い物を通じて人生を楽しむヒントを伝えたいと考え、番組を制作した。
- 全国ネットの番組だったため、全国の視聴者に広く見てもらうことを意識したことから、地元ではなく東京の商店街を取り上げた。
- VTRのパートには、強い思いをもった人をしっかり伝える意図があったが、それだけでは日曜午後の気分に対しては重くなりすぎると考えた。ゆったりと見てもらえるように商店街でのエピソードを盛り込んだが、欲張りすぎた面もあったと思う。
などと答えました。
(3)次回開催予定
開催日時:2025年4月8日(火)16時~