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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
- 今月の番審だより
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2011年2月分>
第521回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 平成23年2月9日(水) 15:30~17:10
- 委員
-
- 委員長:谷川憲三
- 委員:北村明美・加藤太郎・和田伸一郎・松浦好治
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶(荒木社長)
- BPO報告 権利侵害申立てに関する委員会決定(事務局)
(2)審議テーマ
- 審議番組
『田原総一朗が斬る!“河村ナゴヤ”を生討論』 12月18日(土) 25:20~放送
『速報“トリプル投票”の行方~愛知県民・名古屋市民の選択は?~』 2月6日(日) 23:00~放送 - その他
委員の主な意見です。
『田原総一朗が斬る!“河村ナゴヤ”を生討論』- 視聴者が市長と市会議員との議論を見る機会はないので、この番組は双方の意見や立場を見極める好機となった。
- 生の市長の姿を多角的に見ることができ、とても良かった。これからもこういった番組を見たい。
- 市長と市議との溝の深さを改めて実感することが出来た。
- 市民の関心が高まっている中で、いいタイミングの放送だったが、もう少し早い時間での放送だったら、選挙結果も変わったかもしれない。
- いろいろな論点が出され、視聴者が、自分たちが引っかかったところを参考にすればいいというスタイルだったので良かった。
- 方向付けやまとめをせず終了した。視聴者に判断をする材料を与えることがマスコミの役割という意味でかなりいい番組ではないか。
- ゲストの人選も良く、地方自治の勉強になって面白く見られた。
- 論戦というよりも非難合戦の場面も多く、また司会者の進行の仕方もあり、市民にとって一番大事で判断ポイントになる長期的かつ明確な見通しへの突っ込みが足りなかった。
- 名古屋の現状について、情報が共有されないまま話が進んでしまい、ばたばたした印象が多かった。一体何が問題の論点になっていたのか番組自身が示せなかった。
- 司会の田原氏は議論を収斂させるというよりは拡散していた。全般的に議論は散漫だった。
- 局側がもう少し資料を出して進めるべきではなかったか。
- 市議会側の発言がすくなかったのは、この種の場に慣れていないからではないのか。アメリカでは24時間討論番組を流す局がある。局が頻繁にこういう番組を作り、場慣れする環境を作ることも必要ではないのか。
- 田原氏の強引な仕切りぶりは効果的だったが、いつも彼に頼るということではなく、今後このような番組の仕切りが出来る人材をメ~テレで育てて欲しい。
- これまでマスコミは市長のワン・ワードに乗っかっているだけで市民が正確な判断をする材料の提供や、本質的な問題の報道が少なかった。マスコミの監視機能をきちんと果たして欲しい。
- 他局に比べ早い時間帯に1時間番組としたことは、地方の報道機関の使命を果たす意味から良かった。
- 司会者の仕切りがてきぱきとしてよくコントロールしていた。ゲストも市民から見て気持ちのよい人選でよかった。
- 選挙直後の特番として、データの扱いなど非の打ち所無く進んでいた。
- 選挙結果を分析したコメンテーターの言葉は説得力があった。市民の現実感覚を反映したまとめになっていた。
- 東国原前知事を出演させことは、注目の人であり、興味深く見ることができた。
- 新市長が主張する場面が多く、次の市議会議員選挙への影響を心配した。
- 新知事・市長体制で具体的に今後どうなっていくのか、何が変わっていくのかがあっても良かった。
- 選挙結果は早い段階で予測できていたので、もう少し突っ込んだ問題提起をし、特徴付けるべきだったのではないか。
- NHKの特番よりも遅れての放送で、二番煎じの感は否めない。もう少し早く放送できないものだろうか。
局側は
『田原総一郎が斬る!“河村ナゴヤ”を生討論』- 市議会の解散が言われだした頃から、河村市長の言動を無批判に報道することには慎重を期してきたが、短いニュース枠では十分伝えきれない面がある。今回選挙の1ヶ月少し前というタイミングで、3時間という長い時間を取り、まとまった議論を尽くして視聴者の理解がもっと深まるような放送をということで企画した。
- 朝日新聞とも連携し、放送の前後で紙面でも紹介した。
- テレビ番組として興味を持ってもらえるよう田原氏を起用した。ゲストについては、政治的公平さに気をつけて人選した。今後当社でこういう番組を仕切ることが出来る人材を養成すべきとの指摘は、重い課題として受け止めている。
- 議論が散漫になった面もあるが、第一歩としてはそれなりに出来たかなと受け止めている。今後とも第二弾、第三弾と継続的に企画し、定点観測的に河村市政をチェックしていきたい。
- 注目の選挙で、23時台に1時間という長尺での放送のため、いかに多くの人に見ていただくかということに心を砕き、番組内容を検討した。
- ゲストの東国原前知事、市議会議長には市長とのやりとりに期待した。
- 選挙結果は推測できたので、政策について具体的な材料をそろえて市長、県知事に切り込んでいくべきだったかなと思う。
などと答えました。
(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は平成23年3月9日(水)午後3時30分~
審議テーマ…12月30日(木)10:51~放送『レンタルコアラ~種別調整者・動物園の新たな役割~』