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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2011年5月分>
第524回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 平成23年5月11日(水) 15:30~17:00
- 委員
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- 委員長:谷川憲三
- 副委員長:小林かおり
- 委員:松浦好治・関口敦仁・柘植康英・池田桂子・諏訪哲史
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶(荒木社長)
(2)審議テーマ
- 審議番組
『サンデーフロントライン』 5月1日(日) 10:00~11:45放送 - その他
委員の主な意見です。
- 生放送の醍醐味を大事にしており、没頭して見た。大変好評価。ただ最後の取材VTRコーナーは作りが安定しているだけに、視聴熱を失わせた。討論というスリリングな生放送を最後まで続けたほうが良い。
- 3つの適切なテーマを細切れでなくじっくりと取り組んでおり、満足感があった。コメンテーターは切り込み不足の感はあるが、ソフトでベテランらしい解説をしており、キャスターもソフトで、日曜日の朝ということを考えればこれぐらいでいい。
- 話題が時機を得たタイミングのよいテーマが選ばれている。テーマに関わるゲストを呼び本物の迫力があった。ただ発信力のあるゲストには、それに対抗できる強い相手を噛み合わせないと議論が深まらず、ゲストの一方的な宣伝の場に終わる。
- 視聴者が何を知りたいのかを明確にし、いっそうのわかりやすさを追求して欲しい。全体の雰囲気が硬いので、もう少し肩の力が抜ける演出上の工夫が欲しい。小宮キャスターが弱く、番組の"主"の顔が見えない。もっと価値観をもった切込みが必要で、そのためには事前のシナリオを練り込む必要がある。
- 全体としていろいろなテーマが出ており、それなりの話題の提供には成功している。最後の「福島県観光産業の現状」についても「国として何ができるのか」という切り口でのデスカッションをすべきだったのではないか。日曜日のあの時間にかんかんがくがくの論争をするのが適当かどうかは、検討する余地がある。
- 3つの話題をゆっくりとした時間を取って展開しており良かった。コメンテーターがおとなしく、もっと切り返しが欲しい。それが出来なければ小宮キャスターの鋭い突っ込みが必要だろう。
- この時間にすべて生というのは辛いので、最後のVTRは好感が持て、評価する。生にこだわるならば、VTRの出演者をスタジオに入れ込めば震災被害者の状況を生で伝えられたのではないか。
- テーマや話題の背景をもう少し述べてから始まったほうが良い。テーマやゲストは面白いのに、十分切り込めていないため番組がさっぱりとして軽い感じがする。切り口の重さ・鋭さを的確に伝える一工夫が欲しい。
- テーマについて賛否のバランスが取れていない。どちらかに傾いた話だと視聴者が鵜呑みにする恐れがある。バランスが取れてない上にキャスターの個性も出ていない。どういう人に見てもらいたいと思っているのだろうか。
- 各コーナーの中で複数の小テーマを扱っており、個々のテーマを消化しきれず、掘り下げた情報発信ができていない。各テーマにおける賛成・反対の両面からのアプローチが少なく、掘り下げた議論が展開されないため、最終的には迎合的な内容になっている。
局側は
- 昨年4月、21年続いた「サンデープロジェクト」の枠にスタートした。日本について考える材料を視聴者に提供し、一緒になって考え、社会に貢献できる報道番組を目指している。
- 昨年10月にリニューアルし、「これはニュースだ!」という新企画を立ち上げたが、3月11日の東日本大震災後、報道のあり方が少し変わったと考え、現在休止している。これからこのコーナーをどやって展開していくのかを研究し、再開を目指す。5月8日の放送から震災以外のニュースも取り上げたが、大震災関連については、これからも長く報道を続けていくべきと考えている。
- コメンテーターが、迫力が無い、おとなしいということは我々も感じている。今後、いろいろな人を発掘し、強く切り込んでいけるコメンテーターを出演させていきたい。
- 問題意識を持った方々に見ていただきたいが、視聴率を取るということに関しては足らないところが出る。11時以降視聴者が入れ替わると考え、最後にVTR取材コーナーを設けて、映像だけで興味をもってもらい、少し肩の力を抜いて見てもらえるようにしている。
- 視聴者から本当に多くの意見をいただいている。以前の番組に比べインパクトが足りないという意見などあり、いろいろと試行錯誤をしながらこういう視聴者の声に答えられる番組を目指していきたい。
などと答えました。
(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は平成23年6月8日(水)午後3時30分~
審議テーマ…5月30日(月) 10:51~11:45放送 メ~テレドキュメント『歌は海峡を越えて~大衆歌謡が証す日韓の歴史~』